サウジアラビア戦で得点を決めた食野亮太郎 [写真]=Getty Images
AFC U-23選手権2020グループB初戦が行われ、U-23日本代表がU-23サウジアラビア代表と対戦した。
2016年大会以来の優勝を狙うU-23日本代表は3-4-2-1のシステムを採用。GKにはサンフレッチェ広島の大迫敬介、ハート・オブ・ミドロシアン(ハーツ)所属の食野亮太郎は2シャドーの一角に入った。
前半、日本代表は前線から積極的にプレスを仕掛け、アグレッシブな試合展開を見せる。しかし、サウジアラビア代表は即座にディフェンスラインを4バックから3バックに変更して対応。日本がボールを保持するも、決定的なチャンスを作るまでには至らない展開となる。
25分には田中駿汰の縦パスを受けた旗手怜央がシュートを放つもボールは枠外へ。直後の29分にはカウンターからサウジアラビア代表のアブドゥルラフマン・ガリーグに強烈なシュートを浴びるも、大迫が好セーブを見せて事なきを得た。43分、田中碧と食野が立て続けにシュートチャンスを得るも、いずれも得点には至らず。前半はそのままスコアレスで終了した。
後半、日本代表は立ち上がり早々に失点を喫する。48分、ガリーグがドリブルで中央に侵入すると、パスを受けたアイマン・アルクライフのシュートがポストに当たりながらもゴールに吸い込まれサウジアラビアが先制点を手にした。51分にはコーナーキックから橋岡大樹がシュートを放ったが、サウジアラビアディフェンスがゴールライン上でクリアした。
しかし、日本代表は56分に杉岡大暉からのパスを受けた食野がペナルティエリア左から鋭いシュートを突き刺して同点に。今大会で10番を背負う若武者が結果で実力を示して見せた。さらに、日本代表は71分に小川航基に代えて上田綺世を投入して攻勢を強める。しかし84分、日本代表はバックパスのミスを奪われてピンチを招くと、岡崎慎がペナルティエリア内で相手を倒しサウジアラビア代表にPKを献上。このPKをガリーグが確実に沈め、日本は土壇場で勝ち越し点を許す苦しい展開となった。
日本代表はアディショナルタイムに入った91分に相馬勇紀、田川亨介を投入し猛攻を仕掛けるも、最後まで得点は生まれず。難敵サウジアラビア代表の前に敗れ、今大会を黒星でスタートすることとなった。
【スコア】
U-23日本代表 1-2 U-23サウジアラビア代表
【得点者】
0-1 48分 アイマン・アルクライフ(U-23サウジアラビア代表)
1-1 56分 食野亮太郎(U-23日本代表)
1-2 85分 アブドゥルラフマン・ガリーグ(U-23サウジアラビア代表)
【スターティングメンバー】3-4-2-1
大迫敬介;渡辺剛、岡崎慎、古賀太陽;田中碧、田中駿汰、杉岡大暉(91分 相馬勇紀)、橋岡大樹;食野亮太郎、旗手怜央(91分 田川亨介);小川航基(71分 上田綺世)
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By サッカーキング編集部
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