「StayAndPlay eFriendlies」では岡崎慎司とタッグを結成
世界的に規模が拡大しているe-Sports。特にサッカーは競技人口が多いこともあり、欧州や東南アジア、中東などで盛んに大会などが行われている。
近年ではFIFA(国際サッカー連盟)やプレミアリーグ、ラ・リーガをはじめとした各国リーグも大会名を冠した公式e-Sports大会を開催している。
国内ではJリーグクラブがe-Sports選手を抱えるなどの取り組みが始まった状況だが、この度、JFA(日本サッカー協会)が初となるサッカーe日本代表選手を選出。PlayStation4部門でWeb Nasri(鹿島アントラーズ所属)、Xbox One部門でfantom(SCARZ所属)が、サムライブルーのユニフォームに袖を通すことになった。
両名はEA社が手掛ける『FIFA 20』を使用した、FIFA自らの名前を冠する『FIFA eWorld Cup』を頂点とした『FIFA GLOBAL SERIES』の中の、各国代表チームが出場する『FIFA eNations Cup 2020』に出場を予定している。
※新型コロナウイルス拡大の影響でシリーズ各大会の延期などが決定しており、開催時期は未定。
e日本代表決定後、ウエスカ所属の岡崎慎司とタッグを組み、「StayAndPlay eFriendlies」でマレーシア、チャイニーズ・タイペイ、シンガポールと対戦したWeb Nasriにリモートでインタビューを実施。日本代表となった心境などを聞いた。
取材=小松春生
―――JFAが選出する初の「e日本代表」となりました。
Web Nasri 「日本代表」というのはサッカー選手の方たちなので、「日本代表」と言われるとまだ変な感じがします。でも、岡崎選手と一緒に大会に出たり、今までと関わる方が変わってきている中で、「日本代表なのかな」と、最近感じてきました。
―――正式に「e日本代表」となった時の気持ちはいかがでしたか?
Web Nasri やむを得ないですが、日本代表選考会ができなかったモヤモヤはありました(※)。選考会がなくなったことで、ランキング上位者から選出するだろうと予想はできたので、発表されたときの驚きは少なかったですが、日本代表になったことがシンプルに嬉しかったです。「日本代表だー!」って。
(※)新型コロナウイルスの影響により、選考会の国内予選「FIFA eNations Cup 2020 JFA予選」は中止となった。
―――プレッシャーは感じますか?
Web Nasri 先日、岡崎選手と出場した大会『StayAndPlay eFriendlies』のYouTubeやSNSでのコメントを見ると、普段『FIFA』シリーズをやっていないような方のコメントも結構あって、新しい層の方に注目してもらえるようになったのかなと。日本代表選手の方が出場することはやっぱり「すごいな」って感じました。
―――岡崎選手はどんな方でした?
Web Nasri 大会前や期間中にいろいろなやり取りをさせていただきましたけど、文字から溢れ出るくらい、すごくいい方で、さらに好きになっちゃいました(笑)。試合はめちゃくちゃプレッシャーがありました。岡崎選手が負けたことを非常に残念そうにされていて、「勝たせてあげられなかった」と申し訳なく思いました。
―――岡崎選手と大会に出場した後は、タレントさんや元日本代表選手、なでしこジャパンの岩渕真奈選手も登場する『Soccer esports Challenge Match』にも出場しました。
Web Nasri 有名な方がたくさんいらっしゃる大会に出るのは初めてだったので、ものすごく緊張しましたけど、少しずつしゃべれるようになりました。でも本音を言えば、岩渕選手と対戦したかったですね(笑)。
―――「e日本代表」となりましたが、e-Sportsとしての『FIFA』シリーズを個人でも広めたい意識は強くなりましたか?
Web Nasri 自分たちの力だけでは、まだ難しいと感じています。例えばJリーグのクラブ単位や個人としても、現役選手とプレーさせていただく機会が増えれば、e-Sports、『FIFA』をさらに知ってもらえるかなと思います。サッカーのe-Sports人口が増えてくれれば嬉しいです。例えば『Fortnite』は競技人口が多いので、配信動画の視聴者数やプロプレーヤーのSNSフォロワー数は多いですし、それを考えるとライバルが増えたとしても『FIFA』シリーズもそういったゲームになってほしいですね。
個人としては『FIFA』を普段プレーしている方に対しては、自分が使う戦術や紹介した選手をマネしてもらえるようなことはあるんですけど、プレーしていない方へのアプローチは、どうすればいいのか手探りという状況ですね。打破したい気持ちはあります。
―――そもそも、Web Nasri選手が『FIFA』シリーズを始めたキッカケは?
Web Nasri 中学3年生くらいの時に、家電量販店の店頭で体験版をやったことです。それまでは携帯用ゲーム機をやるくらいでした。やってみたら実況は英語や日本語がありますし、テレビで見ていたプレミアリーグなどの演出がそのまま再現されていたので、カッコいいなって。選手名やチーム名も公式のものが多いので、最初はそのあたりがおすすめのポイントです。
他にも、今回のように有名な選手の方がゲームに参加してもらえると、僕たちでは広がらない層の方たちに届くと思いますし、特にサッカー好きな方に見てもらえると思うので、より『FIFA』に興味を持っていただけるのかなと。
―――日本のe-Sportsはもっと発展できる可能性がありますか?
Web Nasri 可能性はあります。まずは小さい大会でも数が増やせれば、いろいろなプレーヤーが出場でき、大会に出ることでモチベーションもすごく上がります。小さい規模でいいので、大会がどんどん増えてほしいですね。
―――「e日本代表」として、活躍の場が増えることになります。ゲームを通じて日本代表のユニフォームを着て活躍できるチャンスが、誰にでもあると示せる機会になります。
Web Nasri SNSで、高校生から「日本代表になるにはどうしたらいいか」といった質問をもらったりします。「日本代表」というだけで憧れや夢のようなものになると思います。現実のサッカーだと、10代中盤くらいで「プロになれない」というようなことが見えてきますが、e-Sportsにはそれがないので、いつ始めても遅くないです。いろいろな方にe日本代表を目指してほしいです。
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By 小松春生
Web『サッカーキング』編集長