コートジボワール戦に出場した吉田麻也(左)と植田直通(右) [写真]=Getty Images
日本代表は13日に国際親善試合でコートジボワール代表と対戦。後半アディショナルタイムに途中出場の植田直通がセットプレーからヘディングシュートを決め、1-0で勝利を収めた。
試合後のオンライン会見に出席したキャプテンの吉田麻也は、「アフリカ人に対してここまで守れたというのは僕の記憶にはない。相手は2試合とも非常にいいコンディションだったと思うので自信になるし、これを続けていくことが大事だと思います」とコメント。約1年ぶりの代表活動でカメルーンとコートジボワールを無失点に抑えたことは、確かな自信になったようだ。
決勝ゴールの場面では、直前に吉田と植田がコミュニケーションを取るシーンが見られた。「アフリカのチームはボールウォッチャーになってファーサイドが空く傾向にあるし、残り時間が少ないなかで集中力を欠く可能性が高かった」。そう判断した吉田は、「正直、僕がファーに行きたかった」という気持ちを抑え、「直通のほうが可能性があるので」と自身は囮となり、植田をファーサイドへ走らせる。吉田の読みは的中し、フリーになった植田が豪快にヘディングを叩き込んだ。
改めてそのシーンを振り返り、「直通は毎日ヘディングを練習していて、セットプレーの練習では僕が毎回マッチアップをさせられるけど、本当に一番マークにつきたくないほど手強い相手なんです。そのストロングをチームとして生かせたのはよかったし、直通の日々のトレーニングの成果が出たんじゃないかなと思います」と嬉しそうに語った。
また、個人としては「移籍して、もう一回成長するために試行錯誤をしているなかで代表に呼んでもらったので、自分の存在価値を証明しなきゃいけないと思っていた」という吉田は、「改めて日本代表の存在、選ばれる意義を考えさせられて、やっぱりまたここで結果を出したい、日本のサッカーの新しい歴史を築きたいという強いモチベーションを抱くようになりました」と、日本代表への思いに変化が生じたことを明かした。
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By サッカーキング編集部
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