[写真]=JFA
日本代表DF長友佑都(FC東京)が、14日にオンラインでのメディア対応を行なった。
日本代表は11日に行われたFIFAワールドカップカタール2022アジア最終予選・グループB第5節ベトナム代表戦で1-0の勝利を収めた。16日に控える第6節オマーン代表戦に向けて、長友は「ベトナム戦に勝って、チームの雰囲気は非常にいいです。オマーンには前回、(最終予選の)初戦で負けているというところで悔しさが残っているので、絶対にやり返すという強い気持ちでいます」と意気込みを示した。一方、ベトナム戦の勝利でチームが浮き足立たないよう、感情面のコントロールが必要とも語っている。
「9月・10月は負けてから(2戦目に)入ったので雰囲気的にも難しい状況だった。勝つというのは士気を高めて、雰囲気を上げてくれるので、非常に今はいい状態だと思います。逆に言えば、その雰囲気が緩みにもつながる可能性がある。紙一重なので、そこは僕自身も自分の経験からチームを引き締められるようにやりたいなと思います」
長友は最終予選の全試合に左サイドバックとしてスタメン出場しているものの、直近4試合ではフル出場していない。ベトナム戦では63分間のプレーにとどまったが、「森保さんのことは僕自身もリスペクトしていますし、試合に勝つための判断なので、全然、僕は問題ないです」と森保一監督の起用法をリスペクトしている。「ベトナム戦だと(自身の交代後は)浅野拓磨が幅を取って、(中山)雄太が内気味でプレーしたり後ろでサポートする役割だった。それは僕と南野拓実の関係性(南野が中央に寄り、そのスペースに長友が入る)とは違った部分。戦術的な部分でも理解できますし、すべては勝つため、勝ったことが全てです」
また、長友は左サイドバックのポジション争いについてコメント。中山や初招集の旗手怜央ら若手が台頭してきているなか、互いに切磋琢磨して成長していく姿勢を見せた。
「(中山は)選手としては全然違ったタイプ。僕は幅をとって仕掛けていく、雄太の場合はポゼッションをして技術力も非常に高い。彼のプレーを見ていて僕自身も学んでいる部分が多い。非常に勉強になるなと思いながらやっている。(中山は)元々ボランチとかセンターバックをやっていたと思うんですけど、サイドバックになってもあれだけ早くその役割を認識して、しっかりプレーしているのは彼の賢さ・インテリジェンスを物語る部分。非常に勉強になりますね。35歳ですけど後輩から吸収しようと必死に僕も頑張っています」
「怜央も非常にいい選手だなと感じる。みんな上手いですね、若い選手。技術もあって、非常に上手いなと思いながら練習でも見ている。そういう若い、勢いのある選手たちが出てきて、今回、怜央だけじゃなく東京五輪の選手たちが入ったきたことによって新しいエネルギーが代表の中に生まれている。競争という部分でもみんな非常に意識している部分でもあると思います。チームとしては雰囲気も含めて、ああいう選手が入ってくるのは僕自身も嬉しい」
長友は続けて、DF吉田麻也が中澤佑二氏の代表キャップ数を超えた(※現在112キャップ)ことについてコメント。「いやぁレジェンドですね、吉田さん。キャプテンになって、責任感だったり日本代表に対する誇りを彼からすごく感じる。年下にはなるけど尊敬できる、頼もしい存在。彼がいることでチームに安心感を与えている。来年34歳ですよね。それでカルチョの世界(セリエA)で戦っているというのは、選手として相当すごいこと」と、同年代の主将を称賛した。
また、長友は自身の年齢にも言及。自身のパフォーマンスが懐疑の目で見られていることについて、次のように語っている。
「年齢の部分はすでにロシアW杯(2018年)の前から『おっさんおっさん』と言われていたので免疫がついている。おっさんのパワーを見せつけてやろうという気持ちも芽生えますし。ありがたい環境でやれているなと思います。それだけサッカーを愛する人、日本代表を愛する人がたくさんいるんだなと思いますし。若い選手に負けずに、よりエネルギーを持って戦いたい」
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By サッカーキング編集部
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