田中碧が首位サウジとの一戦に向け意気込み「より結果にフォーカスして」

　日本代表のMF田中碧（デュッセルドルフ／ドイツ2部）が30日、メディア対応を行った。

　1日に第8節のサウジアラビア代表戦を控える日本代表。田中は、サウジアラビアの印象について以下のように語っている。

「前回対戦ではピッチに立てなかったが、身体能力も高く、速さもあるし技術もしっかりしている。アジアの中ではすごく強いチームだと思う。少しアフリカっぽいというか、足が伸びてくるような感覚もありますし、チームとしてもやりたいことがはっきりしている。すごくいいチームだと思っています」

　どのように攻略していくかについて問われると以下のように答えた。

「始まってみないとわからない部分もありますけど、自分たちがボールを握るところと、相手も握りたいと思うので、守備の部分で自分たちがどうやってボールを奪うのかが非常に大切。いい形で取れれば、いいカウンターにつながる。攻撃の局面でのビルドアップの部分と、守備の部分でどうやってハメにいくのかというのが、すごく重要になる。前回の試合も前半にカウンターからチャンスを作っている。相手が高い位置に出てくる分、後ろのスペースは空くと思うので、奪ってからと奪い方はカギになるのかなと思います」

　また、日本代表にとってのW杯について、「出なければいけない大会」と言及し、以下のように続けた。

「今までたくさんの先輩・選手たちが参加してきたし、権利を手にしてきたので、自分が出ている時に絶やしてはいけないと思う。これから日本サッカーを進化させていくうえでは常に出続けて、世界のトップとやり続けないといけない。そういう意味で、（サウジアラビア戦は）すごく大事な一戦になる。もちろん内容も求めているし、内容がいいに越したことはないが、より結果にフォーカスしてやらないといけない。重要な局面に来ているので、次の試合はすごく大事だし、それがW杯につながると思っている」

　最後にこの試合への意気込みや成し遂げたいことについても語った。

「前回の中国戦も手応え、プレー内容は全然良くなかったので、自分が出た時はもっとクオリティーを示さないといけない。ゴールに近づくようなプレー、ゴールを奪うようなプレーによりフォーカスしていければいいかなと思っている」