26日の練習での原口元気 [写真]=金田慎平
FIFAワールドカップカタール2022アジア最終予選に臨んでいる日本代表MF原口元気が27日にメディア対応に臨んだ。
現在の代表チームにおいて、経験値を多く持つ選手の一人である原口。「やっとカタールが見えたので、これからですね。世界にどうやって勝つか。4年前で負けたところをどう越えていくかは、これから日本全体、僕自身も大きな課題として、そこに向かっていきたいと思っています」と、前回大会でも越えられなかったベスト16の壁を壊すことにフォーカスするとコメントした。
原口自身は最終予選で招集は続いたが、試合終盤での起用にとどまるなど、ピッチに立つ時間は多くなかった。一方で、チームのことを考えて振る舞う姿勢が見て取れた。「自分がW杯のピッチに立つため、まずチームがW杯に行かなければ、そのチャンスも消えてしまう。僕はこの予選で多くの出場機会はなかったですけど、どうやったらチームがW杯に行けるかを考えて行動していました」と振り返ると、「そして今決まったので、ここからはさらに自分のことを考えてというか、もちろんチームのためにやるんですけど、自分がポジションを奪うためにギラギラしてやっていきたいと思っています」と闘志を燃やす。
最終予選後半は遠藤航、守田英正、田中碧が中盤の中心として戦う中、原口はポジション争いに挑んでいるが、「ポジションを奪うだけです。何と言おうとそこにトライしていくつもりですし、所属クラブでやっているプレーを代表でもプレーができれば必ずチャンスがあると思います。もちろん選手も環境も違うので、まるっきり同じプレーを出そうとは思わないですけど、自分の良さを出せたら、必ずチャンスはあると思っています」と、本大会へ向けてのポジション奪還を誓う。
ここからが勝負という原口の原動力はやはり、4年前のロストフでのベルギー戦敗戦があるとし、「それだけを考えて代表活動をやってきましたし、日本代表がもう一つ上のステージに行くために、そこを突破することが僕らの世代の大きな課題」と語る。
そのリベンジのためには「悔いが残らないように、ポジション争いに勝ちたい」と話すように、自身の力を改めて代表の場で証明する必要があるが、「このシチュエーションはすごく好きなシチュエーション。反骨心が出てくるシチュエーションは好きだし得意なので、今の状況は個人的にすごくいいと感じていて。チャンスがくればすごくいいパフォーマンスができると思っています。W杯まで数試合しかテストマッチができないですけど、必ず自分自身を表現できるチャンスは来ると思っていますし、そのタイミングが勝負だと思っているので、その数試合に僕自身のすべてを懸けて。今はW杯に対してめちゃくちゃ燃えているので、必ずチャンスをものにできるよう、本番では出られるように頑張ります」と原口らしく、力強く話している。
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By サッカーキング編集部
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