[写真]=野口 岳彦
『キリンチャレンジカップ2022』のパラグアイ代表戦を2日後に控える日本代表のMF堂安律(PSV/オランダ)が31日、メディア対応を行なった。
今年3月にはアジア最終予選に臨む日本代表メンバーから落選したものの、今年1月以来となる復帰を果たした堂安は「悔しかったですけど、今は感謝しているというか、ああして落選したことで今の自分がいると思っている」とコメント。自身の現状については、「シーズンが終わって疲労もありますけど少し休めてリフレッシュできて、すごく楽しみでワクワクしています」と語り、「しっかりと存在感を見せて代表活動が終わったときに充実していたなと思えるような活動にしたい」と力を込めた。
また、現実味を増してきたワールドカップという舞台に関しては「小さい頃からの夢で、未経験の舞台なので想像もつかないですけど、1日1日を頑張ってそこに辿り着きたい」と述べ、W杯に向けた最後のアピールの場になると見られている今回の4連戦に関しては、「あまり人のことを考えすぎると自分の調子が良くないので、人のことを考えすぎずに自分のプレーに集中して、活動が終わってからサバイバルに対しての評価は違う人がしてくれると思う。競争はウェルカムですけど、誰かと比較するようなことはない」との見解を示した。
今回のW杯では、ドイツ、スペインという強豪国と対戦。ボールを保持される時間帯が多くなることが予想されるが、堂安は「ドイツで強度の高い守備によって成長したと思うし、PSVでもウイングに守備を求める監督だったので、そこを評価してもらって出場時間を多くもらえたと思う」と守備面にも自信を見せ、「しっかりとチームのタスクをこなしながらプラスアルファを出していければ」とコメント。カウンターの際には「助けになれるとしたらスピードではなくて、ボールを奪ったときに早く顔を出して起点となって前の速い選手にボールを供給するのが役割になると思う」と分析し、「頭を働かせながらプレーすることが対強豪相手には大事になる」と主張した。
さらに、「目標はベスト16の壁を破ることですけど、どうせW杯という大舞台でやるのならグループリーグで強い相手と戦いたいと選手たちも考えていたと思う」と述べ、JFAが掲げる2050年までにW杯で優勝するという目標を引き合いに出しつつ、それには「強豪に勝っていかないと厳しいですし、どうにかして厳しい壁を乗り越えていければと思っている」と、本大会での“番狂わせ”を見据えた。
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By サッカーキング編集部
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