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ドイツの“デュエル王”がブラジル戦へ…遠藤航「どれだけボールを奪えるかに注目してもらえれば」

2022.06.05

遠藤はパラグアイ戦で45分間の出場に [写真]=金田慎平

 日本代表MF遠藤航(シュトゥットガルト/ドイツ)が5日、『キリンチャレンジカップ2022』のブラジル代表戦を翌日に控え、オンラインでのメディア対応に応じた。

 2日に行われたパラグアイ代表戦(○4-1)では、所属クラブの“同僚”であるDF伊藤洋輝(シュトゥットガルト/ドイツ)が代表デビューを飾った。「ずっと同じチームでやってきて、特徴もわかっている。彼が普段プレーしているイメージに合わせられるように意識はしました。A代表でも入ればやれると思っていたので、個人的に心配はしていなかった」と、伊藤の実力を把握している遠藤だからこその意見を発した。

 次のブラジル代表戦では、「ある程度、前から行くことに関してはビビらずにやりたい」と話す。「そのオプションを持てるかどうかで、これから強豪国とW杯でやっていく時の助けになる」と理由を伝えており、アグレッシブな姿勢を出しながら状況に応じた戦い方を見せるつもりだ。

「前から行くと、後ろとの距離感が広がったり、相手の攻め残りしている選手への対応の難しさが出てくる。加えて、局面で勝たないといけない場面も絶対にある。そこはブラジルの得意なところだけれども、個人的にはビビらずにチャレンジしていきたい。僕は後ろと前の距離感を良くするために大事なポジションだと思うので、前とのかかわりを強くする場面、後ろとのかかわりを強くする場面をしっかりと判断して、自分のポジショニングや1対1の強さを見て欲しい」

 ドイツで2年連続“デュエル王”に輝いている遠藤は「個人的な守備では、1対1でどれだけボールを奪えるかに注目してもらえると思う」とコメント。ドイツで進化したのは守備面だけではない。ボールを奪った後のプレーにも言及し、「昔の自分だと前を意識しすぎて、シンプルにプレーしていた。そこはブンデスなどでやり続ける中で、自分でタメを作ったり、横パスや縦パスなど、落ち着かせる判断の質は上がっていると思っている」と自信をのぞかせた。

 ブラジル代表にも対人において圧倒的な強さを見せるカゼミーロがいるものの、比較はしていない。「カゼミーロと比べてということではなく、自分には自分の良さがあると思う」と、冷静にコメント。「特に前のネイマールやヴィニシウス相手に、自分がどれだけ後ろをヘルプできるか、気遣いのできるプレーを見せていきたい。『自分に任せれば守ってくれるだろう』という周りの信頼感があればいいし、期待に応えられるように頑張りたい」と続けた。

 『キリンチャレンジカップ2022』の日本vsブラジルは、6日の19時20分にキックオフを迎える。

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By サッカーキング編集部

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