ブラジル代表戦で左サイドバックを任された、日本代表の中山 [写真]=Getty Images
日本代表は、2日に行われたキリンチャレンジカップ2022のパラグアイ代表戦で4-1と快勝を収めたものの、続く6日の同ブラジル代表戦は0-1で落とした。
ブラジル代表戦で左サイドバックとして先発フル出場した中山は、試合について問われると「結果が問われる試合なのは間違いなかったので、結果が出なかったことは悔しいです」と、率直な感想を述べた。
敗れはしたが、日本代表はブラジル代表の猛攻を耐え凌ぎ、最終的に許した失点はFWネイマール(パリ・サンジェルマン/フランス)のPKによる1点のみだった。中山も「試合前から立ち上がりの失点はなくそうという狙いはあったので、ゼロで前半を終えられたという結果だけを見れば良かったですけど」と前置きしたうえで、FIFAランク1位のブラジル代表に見せつけられた“凄み”を語った。
「試合開始早々に(シュートを)ポストに当てられているので、紙一重でした。W杯になった時には、あのようなシーンで観客もブラジル寄りになると思うし、もっと雰囲気を持っていかれる」
今年11月21日に開幕するFIFAワールドカップカタール2022で、日本代表はドイツ代表、スペイン代表とグループステージで対戦する。いずれも優勝経験のある強豪だが、日本代表としては守りに徹するのではなく、どこかでリスクを負う戦い方をする必要がある。ブラジル代表戦でFWハフィーニャ(リーズ/イングランド)と対峙した中山は「(左サイドが)右サイドよりも厚みがないというのは自覚していて、改善できると思っています」と、相手の攻撃を封じつつ攻めに出ることの重要性を感じたようだった。
世界のトップレベルと自身のレベルの差について「あまり距離は感じていない」と語る中山。「差は埋められないものではないし、W杯までには埋められるのではないかと思います」と、さらなるレベルアップに意欲を見せた。
日本代表は、10日にキリンカップサッカー2022のガーナ代表戦(会場:ノエビアスタジアム神戸)、14日にチリ代表またはチュニジア代表戦(会場:パナソニック スタジアム 吹田)を控えている。
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By サッカーキング編集部
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