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【E-1選手権への推薦状】その実力に疑いなし…E-1を足掛かりにカタールへの夢切符を掴め!

2022.07.09

[写真]=Getty Images

 もちろんワールドカップは楽しみだが、J2も同じように楽しみだし、高校年代の試合も本当に楽しみだ。正直に告白してしまうと、ワールドカップだけが特別な舞台だというイメージは、自分の中にないかもしれない。だが、そんな私にも『ワールドカップに出場してほしい選手』は間違いなく存在する。ゆえに世界のあらゆるサッカー選手にとって最大にして、最高の目標である舞台に辿り着いてもらいたい、そのピッチに立つ姿を見たいと思う選手を、J1のいわゆる中堅・ベテラン選手の中から5人ピックアップした。もし彼らが今回のE-1選手権の日本代表に選ばれ、カタール行きの切符を掴むことになったら、きっと他の選手以上に応援しちゃうだろうなあ。

文=土屋雅史
写真=Getty Images

DF 小池龍太

[写真]=Getty Images

生年月日:1995年8月29日(26歳)
身長・体重:170cm・67kg
出身地:東京都
所属クラブ:横浜F・マリノス

出場99試合目でようやくJ1初ゴールを挙げたのは過去の話。横浜FM加入後は『点の獲れるサイドバック』から、さらに『バランスの取れるボランチ』にまで、その稼働範囲を広げてしまったのだから恐れ入る。とりわけ今シーズンは左右のSBを高次元でこなしながら、よりゴールに迫るプレーも増加。選手としての武器を確実に増やしてきた。高校卒業時にJクラブからのオファーはなく、当時はJFLだったレノファ山口FCに加入。サッカースクールのアルバイトをしながら、上を目指して必死に現状と向き合ってきた。この男がワールドカップの舞台に立つことが叶えば、“今は何者でもない”多くの選手に希望を与える存在になるはずだ。

DF 中谷進之介

[写真]=Getty Images

生年月日:1996年3月24日(26歳)
身長・体重:182cm・77kg
出身地:千葉県
所属クラブ:名古屋グランパス

柏U-12時代にはBチーム行きを命じられ、電車の中で号泣したこともある。トップチーム昇格時にも「プロのレベルに達していない」と明言され、母親がとにかく心配していたというエピソードも聞いた。リオ五輪も結局はバックアップメンバーにとどまっている。それでも、持ち前の明るさとポジティブさで自らの進む道を切り拓き、昨年はとうとうA代表のピッチに立った。現状の立ち位置はわかっている。だが、一度湧き上がってしまった欲はもう止められない。「一回代表に入って思ったのは、W杯に出場したい。代表に入ることが目標だったのが、W杯に出るというところに変わったんです」。眩いエネルギーを放つ26歳の願いは、通じるか。

MF 稲垣祥

[写真]=Getty Images

生年月日:1991年12月25日(30歳)
身長・体重:175cm・72kg
出身地:東京都
所属クラブ:名古屋グランパス

決して突然ブレイクしたわけではない。FC東京U-15むさし入団時はチームで一番背が小さく、U-18への昇格が叶わなかった頃から、自分に足りないものを常に探し、その時にできることを一つずつ積み重ねてきた成果が、適切なタイミングで花開いただけだ。とはいえ、もともと有していたプレミアリーグのセントラルミッドフィルダーのような“ボックス・トゥ・ボックス”のスタイルが、昨シーズンで証明した得点感覚によって、より評価されるようになったことは間違いない。今季の名古屋が日本代表同様に逆三角形の中盤を採用し、仙頭啓矢と並んでインサイドハーフを任されていることも好材料。叩き上げのボランチが真剣にカタール行きを狙っている。

MF 鈴木雄斗

[写真]=Getty Images

生年月日:1993年12月7日(28歳)
身長・体重:182cm・76kg
出身地:神奈川県
所属クラブ:ジュビロ磐田

磐田へ移籍した2021年は、チームのJ1復帰へ果たした貢献度がとにかく高かった。ゴールとアシストで14得点に関わった数字の部分は言うに及ばず、3バックの右CBと左CB、右WBと左WBも水準以上のパフォーマンスでやり切る姿に、戦術理解度の深さが滲む。どのポジションでもゴールを嗅ぎ分ける鋭い感覚は、チームの大きな武器になり、今シーズンもここまでともにチームトップの5ゴール4アシスト。横浜F・マリノスユース時代はトップチームへ上がれず、水戸ホーリーホックから始まったプロキャリアも11シーズンを数えるこのタイミングで、代表招集が現実味を帯びる位置まで、自分の実力で突き進んできたことが何より素晴らしい。

MF 家長昭博

[写真]=Getty Images

生年月日:1986年6月13日(36歳)
身長・体重:173cm・70kg
出身地:京都府
所属クラブ:川崎フロンターレ

最後に日本代表に招集されたのは2011年。韓国に3-0で勝利した一戦から、家長の代表キャップは更新されていない。だが、J1をつぶさに見ている人なら、誰もが理解していることだろう。この武骨な男が、もう5年近くも国内最高の選手の一人であり続けていることを。まるで優れた剣術の使い手のような、独特の間合いから繰り出すドリブルの切れ味。圧倒的な体幹を生かして、ピッチ上に作り出すチームに必要な時間。そして、ここ数年でより研ぎ澄まされてきた感すらある得点感覚。年齢は関係ない。ドイツを、スペインを、何者とも思わないようなメンタルも併せ持つ36歳の存在が、必ずやカタールの地でもチームを助ける局面がやってくるはずだ。

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