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史上最低の支配率で勝利、2度の後半逆転は3回目…大金星の日本代表を数字で振り返る

2022.12.02

スペイン代表に逆転勝利を収めた日本代表 [写真]=Getty Images

 FIFAワールドカップカタール2022・決勝トーナメント進出を決めた日本代表。データサイト『OPTA』が発表した情報をもとに数字で試合を振り返る。

 FIFAワールドカップカタール2022・グループE第3節が1日に行われ、日本代表スペイン代表と対戦。12分にアルバロ・モラタに先制点を許したものの、48分に堂安律が同点弾を挙げると、51分には三笘薫の折り返しを田中碧が押し込んで勝ち越しに成功し、2-1で逆転勝利を収めた。

 これまでグループステージ敗退と突破を交互に繰り返してきた日本代表だが、ジンクスを打ち破って前回大会のロシア大会に続き、初の2大会連続となる決勝トーナメント進出を果たした。『OPTA』によると、この試合の日本代表の支配率は17.7パーセントで、これはW杯の試合で勝利を収めたチームとしては大会史上最低の支配率だったという。

 また、グループ初戦のドイツ代表戦に2-1で逆転勝利をしたのに続き、日本代表は前半に先制を許しながら、後半に2得点を挙げてスペイン代表にも逆転勝利を収めた。これは1938年のブラジル代表、1970年のドイツ代表に続き、前半にリードされたところから2度も同一大会で勝利を収めた史上3番目のチームにもなった。

 さらに、前半はロドリ(115本)、パウ・トーレス(109本)と2選手が日本代表のパス総数(89本)を上回るなど、圧倒的にスペイン代表にパスを回された日本代表。W杯の詳細な記録が開始された1966年以降、700本以上のパスを回されながら、W杯で勝利を収めたのはドイツ代表戦に続き、今回のスペイン代表戦が史上2度目の出来事となった。

 シュート数では日本代表の6本とスペイン代表の12本、枠内シュート数でも3本と5本で上回られた一方で、ゴールチャンスの質を数値化した「ゴール期待値(xG)」では「1.3」と「1.1」と上回っていたことも明らかになっている。

 FIFAランキング9位のスペイン代表に逆転勝利を収め、グループE首位通過を果たした日本代表(同24位)。決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)は12月5日に行われ、日本代表はグループF2位のクロアチア代表と対戦する。

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