ブスケッツ(右)と競り合う守田英正(左) [写真]=Getty Images
1日、FIFAワールドカップカタール2022のグループE第3戦で、日本代表はスペイン代表と対戦。試合は、11分にアルバロ・モラタの得点で先制されるも、後半に堂安律、田中碧のゴールで逆転勝利。ドイツ代表との試合に続き、優勝経験国を相手にアップセットを起こした。
試合終了後、守田がインタビューに応じた。
「前半はちょっと早い時間帯で先制されたので、前半は見ての通りすごく苦しい展開だったんですけど、後半シフトチェンジして、人に強くいくことを意識してやったら相手も圧を感じてミスが増えたり、良い奪い方ができて得点にもつながったので。ドイツ戦で1失点を先にしてから逆転勝ちする前例があったので、やはり前半のうちは追加点を取られないことを意識しましたし、すごくトータル的には良かったと思います」
「早い時間帯で取られたことについてはプラン通りではなかった。ただ、そこで焦れずに2点目の追加点を取られなかったことは、チームとしてプラスに捉えるべきだし、それが後半に生きたと思う。そこは前向きに捉えていいのかなと思います」
「5-4-1で低く守ってカウンターというのは前半の最初からイメージがありましたけど、どうしても相手の僕達の守備の仕方だったり、そういうのを見て、プレーを選べるような選手ばかりだったので、どうしても一人浮いてしまったところを簡単につかれるようなことが多かった。相手の方がよりパワーのかけどころとしてボールを失った後にすぐ守備に行けたので、こっちは守備にすごくパワーをかけて奪った後に体力がないという現象が起きてしまった。イメージ通りにはいかなかったと思います」
また、個人のプレーぶりには反省の弁も述べた。
「勝ちましたけど、僕の個人のプレーは正直、よくなかったなと思いますし、ボールを奪ったり、フルで出場した程度で、僕がボールをロストする回数も多くて、前にもっと運べたと思いますし。個人的にはある意味、悔しいですかね」
最後に、川崎フロンターレ時代の盟友でもあり、この日の田中碧の挙げた決勝点についても言及した。
「あいつとは試合前からやっと二人で組めるなという話はしていましたし、最終予選を含めて自分達が出られなかった時もいつか一緒にやろうという話はしていました。あいつも僕もお互いのことをわかっているので、お互いいることで、安心感みたいなものはお互いあったと思います。あいつが点を取った時は本当に嬉しかったんで。僕は、悔しかったですね」
日本はグループEを1位で通過し、決勝トーナメント1回戦ではクロアチア代表と戦う。“新しい景色”、史上初のベスト8進出に向け、日本サッカー史上、最も重要な一戦になるだろう。
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By サッカーキング編集部
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