日本代表は20日、キリンチャレンジカップ2023でペルー代表と対戦し、4-1で勝利。試合後、左サイドバックとして先発出場し、22分にミドルシュートでチームに先制点をもたらしたDF伊藤洋輝(シュトゥットガルト/ドイツ)が、自身の代表初ゴールなどを振り返った。
右サイドから展開されてきたボールをMF遠藤航の左脇で引き取ると、ボールを少し持ち出して左足を一閃。ボックス手前から放たれたシュートはニアサイドを抜けてゴールネットを揺らした。このゴールシーンについて伊藤は、「(三笘)薫くんが(左ワイドに)張って、スペースを開けてくれたので自分が入っていった。ツータッチめでいいところに置けたので、決められてよかったです」と振り返り、DFを引きつけてくれたチームメイトへの感謝を口にした。
また、左サイドにおける三笘薫との連携に関しても言及。「薫くんが持った時に無理に行かずに後ろに構えて、失った時に行きやすかったし、前向きに守備もできていた。そこで回収できたかなと思います」と語り、三笘にスペースを与えることと、そこでボールを失った時のリスク管理ができていたことを明かし、攻撃面に関しても「薫くんが2人を引きつけてくれたので、構えてフリーで(クロスを)上げられた」と述べ、「お互いの良さを出せた部分かなと思います」と評価した。
最終ラインの一員としても、ペルー代表の鋭いカウンターに粘り強く対応。「球際の攻防が激しくなるのはわかってたし、背後へのボールがあるのもわかっていたので、うまくチームで対応できたと思います」と語った一方で、「でも速い選手だったらやられてるなというのはありました。自分が戻るのか、声をかけて(谷口)彰悟さんにケアしてもらうのか。高いレベルになるとやられる場面だと思うので、チームで反省したいと思います」と、課題を挙げることも忘れなかった。
伊藤にとっては、W杯や残留争いを演じた長いシーズンを締めくくる一戦となったが、「チームの勝利に貢献できたというのは嬉しいですし、気持ちよくオフを迎えられる」と結果に安堵した一方で、「疲れたし、ストレスもあるので、しっかりリフレッシュして次のシーズン迎えたいと思います」と、来るべき新シーズンを見据えた。
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By サッカーキング編集部
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