7月のアジア杯を制したU-17日本代表 [写真]=AFC
U-17日本代表は2日、タイで行われている『AFC U-17アジアカップ』の決勝で U-17韓国代表との日韓戦に臨み、3-0で勝利。同大会史上初となる日韓戦決勝を制して大会2連覇を達成した。
準決勝から中2日で決勝を迎えた日本は、準決勝から5選手を変更して決勝の大一番に。立ち上がりは、雨の影響で水浸しになったピッチに苦しむ場面も見られたが、24分にボックス右でボールを持ったFW名和田我空(神村学園高)がクロスを上げ、ゴール前のFW道脇豊(ロアッソ熊本)がヘディングシュートを放つも、これは相手GKにゴールを阻まれた。
37分には最終ラインの裏をとられてボックス内への侵入を許すも、素晴らしい飛び出しを見せたGK後藤亘(FC東京U-18)がセーブ。すると44分、韓国のDFコ・ジョンヒョンが2枚目のイエローカードで退場処分となり、日本が数的優位な状況に。さらにこのプレーで得たボックス左角付近からのFKを名和田が直接突き刺し、日本が前半アディショナルタイムに先手を奪った。
迎えた後半は立ち上がりから日本の攻勢が続くも、韓国のGKホン・ソンミンの牙城を崩しきることができない。それでも66分、ゴール正面のボックス手前で縦パスを受けた途中出場のMF望月耕平(横浜F・マリノスユース)が素早いターンからボックス中央の名和田へパスを共有。これを受けた名和田がGKの動きを見てシュートを冷静に流し込み、日本が加点に成功する。
試合終盤は韓国の反撃を受け、あわやPKという場面もあったが、後半アディショナルタイムに裏へと抜け出した道脇がボックス右でDFを剥がしてシュートを流し込み、ダメ押しとなる3点目を奪取。日本が3-0で勝利し、この試合で2得点を挙げ、5得点で今大会の得点王に輝いた名和田我空が大会MVPにも輝いた。その他にも、チームとしてフェアプレー賞を受賞し、後藤亘がベストGKに選出されている。
日本は、アジア王者として『FIFA U-17ワールドカップ インドネシア2023』に出場することが決定。なお、U-17ワールドカップは、今年11月10日にインドネシアで開幕し、決勝は12月2日に行われる。
【得点者】
0-1 45+1分 名和田我空(U-17日本代表)
0-2 66分 名和田我空(U-17日本代表)
0-3 90+6分 道脇豊(U-17日本代表)
【出場選手】
U-17日本代表(4-4-2)
GK:後藤亘
DF:柴田翔太郎、本多康太郎、土屋櫂大(87分 永野修都)、小杉啓太
MF:佐藤龍之介、矢田龍之介(61分 望月耕平)、中島洋太朗(79分 山本丈偉)、吉永夢希(87分 川村楽人)
FW:道脇豊、名和田我空
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By サッカーキング編集部
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