W杯デビュー戦で2得点と躍動した宮澤ひなた「チームを勝たせられるような選手になりたい」

　なでしこジャパン（日本女子代表）は22日、『FIFA女子ワールドカップオーストラリア＆ニュージーランド2023』のグループC第1節でザンビア女子代表と対戦し、5－0で勝利。試合後、先制点を含む2ゴールを挙げてプレーヤー・オブ・ザ・マッチにも選出されたMF宮澤ひなたがフラッシュインタビューを受け、「本当に嬉しいです」と率直な思いを口にした。

　チャンスを作りながら得点を奪えない中で、藤野あおばのセンタリング合わせて奪った先制点に関しては、「右から何度かクロスの形があって入りきれないシーンがあったので、そこで冷静に決められたのは良かったですし、あおばのことを信じて走って良かったなと思います」とコメント。その後、ベンチ前で池田太監督と抱き合う場面もあったが、「ゴールを決めたらベンチに行こうと決めていたし、みんなで勝ち取った勝利だと思うので本当に良かったです」とチーム一丸となっていることを強調し、笑顔を見せた。

　また、ゴールライン側から田中美南が折り返したボールに合わせた2点目に関しては、「ライン出るか出ないかギリギリだったんですけど、何が起こるかわからなかったので、しっかりあそこに入れて良かったです」と振り返り、「初戦は難しいゲームになると予想してましたけど、しっかりチームみんなで勝ち取った勝利かなと思います」と、白星発進に成功したことを喜んだ。

　そして次戦に向けては、「たくさんの方々の思いを背負って今後も戦いたいですし、きょう勝ち切ったことを次のゲームに繋げて良い準備をしていきたいです」と意気込み、「まだまだ決め切れるシーンもありましたし、大会はまだ続いていくので、しっかり決めきってチームを勝たせられるような選手になりたいと思います」、「優勝を目指す中で自分自身の特徴が少しでもチームの役に立てればと思うので、貪欲にもっと仕掛けていきたいと思います」と決意をあらたにしていた。