16日、FIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選で日本代表はミャンマー代表と対戦し、5対0で勝利。試合後、田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ)がメディアからの取材に応じた。
前半、4―3―3のアンカーとして出場した田中は、攻撃的なMFである鎌田大地(ラツィオ/イタリア)、南野拓実(モナコ/フランス)とともに中盤を構成。2人の後方でリスク管理を徹底し、ミャンマー代表のカウンターの芽を摘んだ。
試合を振り返り、田中は「2人(鎌田と南野)は前でプレーをしてもらうことで特長が出る選手だと思うし、ボックス付近で前を向いてクオリティが出せる選手だと思う。その回数を増やせるように、後ろで自分が少し我慢しながらプレーしようと思っていた」と守備面での意識が強かったことを明かし、「リスク管理だけ徹底しながらプレーしようと心がけていた」と話した。
ただ、個人としては、攻撃面での結果も強く求めていたようで、「縦パスを入れよう、入れようと思っていた」という。そのため、「変に突っ込まずに、リズムを作りながら我慢しつつ」も、「前半の途中に鎌田や南野とコミュニケーションを取り、途中から立ち位置を変更」し、さらなる得点量産を目指したようだ。
「(相手のDFラインとMFラインの)間に立つ人と、ラインの手前に立つ人をはっきり分けられれば、仮にそこで取られたとしても、ボールを奪えて、相手が崩れた状態でよりチャンスになる。そこは前半途中で少し修正した」
ピッチ内での修正で流れをぐっと引き寄せることに成功した田中。しかし、「相手にやられはしなかったけれど、もっとコンパクトにできれば、もっとチャレンジできるだろうし、チャレンジしたあとのセカンドボールも拾えると思うので、その部分はまだまだかなと思う」とさらなる改善を目指す。
「途中から立ち位置を変えたが、クロスのこぼれ球に関しても、リスク管理としてはプレスにはいけるけど、蹴られてしまったので、そこを蹴らせないようにすれば、なお良かったかなと思う」
ただ、それでもチームとして5得点を奪えたことはポジティブな要素。田中も「点を取るというのは、いつ何時でも簡単ではないので、ああやって(上田)綺世が決めてくれたのが、すごくチームとして楽になった」と語り、「よりもっとクオリティを上げていければ、良いかなと思う」と、前向きに初戦の勝利を喜んでいた。
今後、日本代表はサウジアラビアへ移動し、11月21日(火)23時45分からシリア代表と対戦する。
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By サッカーキング編集部
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