久保建英(20番)の先制ゴールから日本代表がゴールラッシュ [写真]=Getty Images
FIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選・グループB第2節が21日に行われ、日本代表とシリア代表が対戦した。
日本代表はFIFAワールドカップカタール2022をベスト16で終えた後、2023年に入ってからはここまで9試合を消化。成績は7勝1分1敗で、現在は7連勝中と波に乗っている。16日に開催された2次予選の初戦であるミャンマー代表戦では、上田綺世のハットトリックもあってゴールラッシュを披露し、5-0と大勝を飾った。一方のシリア代表も北朝鮮代表を1-0で破り、白星発進に成功。2次予選で2連勝を目指すチーム同士の一戦となる。
日本代表は過去にシリア代表と11度対戦。9勝2分と無敗をキープしており、得点数は「27」、失点数は「9」となっている。直近では2017年6月7日に開催されたキリンチャレンジカップ2017で対戦しており、当時は1-1のドローで終了していた。
日本代表を率いる森保一監督は、ミャンマー代表戦のスターティングメンバーから谷口彰悟と上田綺世を除く9選手を変更。キャプテンの遠藤航を筆頭に、冨安健洋、伊東純也、久保建英といった面々が先発に名を連ねた。三笘薫不在の左サイド2列目には浅野拓磨が起用されており、21歳の若き“守護神”鈴木彩艶がゴールマウスを守る。
シリアが内戦下にあるため、日本時間21日の23:45より中立地・サウジアラビアの『プリンス・アブドゥッラー・アル・ファイサル・スタジアム』にてキックオフを迎えた一戦は、32分に均衡が破れる。日本代表は敵陣右サイド開いた位置でボールを受けた伊東が斜め後ろの方向へ繋ぐと、パスを受けた久保がペナルティエリア手前右寄りの位置から左足一閃。強烈なミドルシュートをニアサイドに突き刺し、日本代表が先手を取った。
1点リードを奪った日本代表は直後の37分、敵陣左サイドを駆け上がった伊藤洋輝がボールを呼び込み、ダイレクトでクロスボールを上げると、ファーサイドに飛び込んだ伊東が頭で折り返し、最後は中央で待っていた上田が押し込む。日本代表が早々とリードを広げた。
続く40分には久保がペナルティエリア右でパスを受ける。スルーパスに反応した伊東が中央へ折り返すと、最後は上田がダイレクトで仕留める。上田の2点目で日本代表が3点をリードし、前半は終了した。
後半に入っても日本代表の勢いは止まらない。47分、ペナルティエリア手前で得たフリーキックを久保が横へ流すと、同じくキッカーのポジションに立っていた菅原が思い切り良く右足を振り抜く。狙い澄ました一撃がゴール右に吸い込まれ、菅原の初ゴールで日本代表が4点目を決めた。
4点リードで終盤に突入すると、82分には再び日本代表がゴールへ襲いかかる。ペナルティエリア左でパスを受けた伊東が中央へ繋ぐと、最後は途中出場していた細谷真大が左足でゴールネットを揺らした。細谷もA代表で記念すべき初ゴールを決め、日本代表が2試合連続で5得点を記録している。
試合はこのままタイムアップ。日本代表が5得点を奪い、中東開催のアウェイゲームでも力の差を見せつけた。これで日本代表は2次予選2連勝と好スタート。2023年に行われた国際Aマッチ成績を8勝1分1敗とし、年内最終戦で8連勝を飾った。
この後、日本代表は12月に千葉県の高円宮記念JFA夢フィールドでトレーニングキャンプを実施予定。その後、2024年1月1日には東京の『国立競技場』で開催されるTOYO TIRES CUP 2024のタイ代表戦に臨む。史上初の“元日決戦”を終えると、いよいよAFCアジアカップカタール2023が開幕する。
【スコア】
シリア代表 0-5 日本代表
【得点者】
0-1 32分 久保建英(日本代表)
0-2 37分 上田綺世(日本代表)
0-3 40分 上田綺世(日本代表)
0-4 47分 菅原由勢(日本代表)
0-5 82分 細谷真大(日本代表)
【スターティングメンバー】
日本代表(4-2-3-1)
GK:鈴木彩艶
DF:菅原由勢、谷口彰悟、冨安健洋(76分 町田浩樹)、伊藤洋輝
MF:遠藤航(83分 田中碧)、守田英正;伊東純也、久保建英(76分 堂安律)、浅野拓磨(66分 南野拓実)
FW:上田綺世(66分 細谷真大)
【グループB順位表(勝ち点/得失差】
1位:日本代表(6pts/+10)
2位:北朝鮮代表(3pts/+4)
3位:シリア代表(3pts/-4)
4位:ミャンマー代表(0pts/-10)
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By サッカーキング編集部
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