[写真]=兼子愼一郎
AFCアジアカップカタール2023が12日に開幕。日本代表は2011年大会以来となる通算5度目のアジア王者の座を目指す。
2022年にカタールの地で行われたワールドカップでは悔しい思いも喫した南野拓実は2023年、所属するモナコで苦しんだものの、新シーズンが始まってからはザルツブルク時代に指導を受けた新指揮官のアディ・ヒュッター監督の元、コンスタントに出場機会を得て、得点・アシストも伸ばしている。W杯後は招集されていなかった日本代表としても、モナコでの好調もあって2023年10月からメンバーに名を連ねている。
2019年大会では準優勝に終わったアジアカップを前に、2023年を振り返ってもらうとともに、大会への意気込みを聞いた。
インタビュー=小松春生
取材協力=アディダス
―――2023年を振り返って、どんな1年だったでしょうか?
南野 ワールドカップが終わってから、モナコでの残りのシーズンは自分の中であまり良いイメージがなく、チームとしても非常に難しいシーズンでしたし、個人的にも難しいシーズンでした。僕にとっては2023年の後半、新シーズンから監督が代わって始まるところが重要でしたが、ここまではそれをうまく自分の中で良い方に方向へ転換することができている感覚です。
―――ワールドカップでの取材時にはクロアチア戦後、悔しさを強く感じました。それを今はうまく消化できているのでしょうか?
南野 今はもう新しいシーズンが始まりましたし、あの時の気持ち、ネガティブな部分はもうなくて。あの悔しさを晴らすために今は「もっと成長してやるぞ」という気持ちですね。
―――モナコでは今シーズン、3-4-2-1の布陣で2シャドーの位置をアレクサンドル・ゴロヴィンと組むことが多く、得点関与やチャンスメイクと役割は多岐にわたっています。
南野 自分の役割にはすごく満足しています。2シャドーで出るときはゴロヴィンが試合を作って、攻撃時にフォワードと近い位置でチームを前進させられるように前を向いて仕掛けたり、攻撃の起点になれるようなプレーを求められています。その上でゴール前での仕事をしっかりできるようにという部分と、チームがボールを奪われた瞬間のファーストディフェンダーになれるかがチームで求められている仕事なので、役割はいろいろありますが、自分の中ではすごくシンプルというか、きちんと整理、理解できているので、それが試合の中でスムーズに体が動けている要因でもあります。
―――日本代表は現在、ピッチに立つ選手のキャラクターや相手の出方を見ながら攻守のやり方を変えて戦うことができています。モナコでの役割と通じる部分も多いですね。
南野 特に攻撃時は味方と相手の立ち位置を見て、しかもそれを修正できる選手、器用にプレーできる選手が日本代表には多くいますし、その中でプレーするのはすごくやりやすいです。森保一監督もそういう選手たちの良さが日本の一つの良い武器として捉えていると思いますし、今のモナコでの状況、求められているプレーに共通するところはあると思っています。
―――11月のミャンマー戦後、力量差がある相手との対戦になると日本代表チーム内でのポジション争いでは難しさがあるので、とにかく所属クラブで結果を出すことが大事と話していました。日本代表内での今のご自身の立ち位置に対して、チャレンジしていることはありますか?
南野 もちろん日本代表に選ばれてプレーすることはすごく光栄なことです。でも試合があるなら、もちろんスタメンで出たいということは、選手としてみんなが思っていることで、だから今、激しい競争があります。自分としてはその競争を楽しんでいる部分もあるし、競争はプロの世界では当たり前で、高いレベルでのチーム内競争があるからこそ、日本代表が成長していると思うので、もちろんチームの勝利のために自分が何ができるのかを常に考えていますが、競争自体ついては、チームが成長していく上で大事な部分だと思っています。
―――南野選手も出場した前回のアジアカップでは準優勝という結果に終わりました。その経験があっての今大会に臨む意気込みとしてはいかがでしょうか?
南野 前回の準優勝で感じたのは、日本は優勝以外何もないということです。それが求められて当たり前ですし、優勝してこそ意味がある大会なので、今回は絶対に優勝することしか考えていないですし、それを届けたいです。
―――優勝への自信はチームとしても個人としてもありますか?
南野 もちろん個人としてもチームとしても優勝する自信はあります。アジアでの勝利を求められている中でも、勝ち切る強さを示さないといけないと思っています。
―――最後に2024年の抱負を教えてください。
南野 個人としては常にゴールやアシストという結果を出せるようにしたいですし、そのためには試合に出続けないといけないので、チームで常に競争を勝ち続けて、そうすればおのずと代表の道も拓けてくると思います。その日本代表でももっと結果を出せるように頑張っていきたいと思います。
【PR】「ABEMA de DAZN」で
日本代表戦を楽しもう!
「ABEMA de DAZN」は、ABEMAでDAZNスタンダードのコンテンツ(※)が視聴できるプラン。 Jリーグ、ラ・リーガ、セリエA、リーグ・アンなどすべてのDAZNスタンダードコンテンツがABEMAで楽しめる。
さらにW杯アジア予選は日本戦全試合を配信。特にアウェイゲームはDAZN独占配信のためお見逃しなく。
月額プランは4,200円(税込)、年間プランなら32,000円(税込)で月あたり2,667円(税込)とお得だ!
※プロ野球、DAZN LINEAR、追加有料コンテンツ(ペイ・パー・ビュー)は対象外。
- ① 「ABEMA de DAZN」の年間プランなら月あたり2,667円(税込)でお得!
- ② W杯アジア予選、Jリーグ、ラ・リーガ、セリエAなどコンテンツが盛りだくさん!
- ③ コメントしながらのライブ観戦、追っかけ再生、見逃し配信など楽しみ方も充実!
【PR】アウェイはDAZN独占配信!
アジア予選観るならお得なDMM×DAZNホーダイ!
「DMM×DAZNホーダイ」とは、DMMプレミアムとDAZNスタンダードをセットで利用できるプラン。
単体契約ならDMMプレミアム月額550円(税込)、DAZNスタンダード月額4,200円(税込)のところ、本プランなら月額3,480円(税込)だからとってもお得です。
W杯アジア最終予選の日本代表戦は全試合配信。アウェイ戦はDAZN独占配信のため、本サービスを契約して日本の勇姿を見届けよう!
- ① 「DMM×DAZNホーダイ」なら単体契約より月額1,270円(税込)も安い!
- ② W杯アジア最終予選やJリーグをはじめとする様々なスポーツ、アニメ・エンタメが見放題!
- ③ 新規入会月から最大3カ月間、「DMMポイント」を550ポイント付与!
By 小松春生
Web『サッカーキング』編集長