前半終了間際に日本代表を逆転へ導いた中村敬斗(13番) [写真]=Getty Images
日本代表は14日、AFCアジアカップカタール2023・グループD第1節でベトナム代表と対戦し、4-2で勝利した。試合後、日本代表の3点目を決めたMF中村敬斗(スタッド・ランス/フランス)がフラッシュインタビューに登場した。
日本代表は11分にFW南野拓実(モナコ/フランス)の得点で先手を取ったものの、その後はベトナム代表を相手にセットプレーから2失点を喫して逆転を許す。前半終了間際の45分には南野がこの日2点目を決めて同点に追いついた。
2-2で迎えた前半アディショナルタイムには、中村が大仕事をやってのける。敵陣中央のスペースで前を向いた南野からのパスを受けると、左からカットインして右足を振り抜き、狙い澄ましたコントロールショットをファーサイドへ突き刺した。中村のゴールで日本代表が1点をリードして後半に入ると、85分には途中出場の上田綺世(フェイエノールト/オランダ)が得点を挙げてリードを広げ、最終的には4-2でタイムアップ。難しいアジアカップの初戦を白星で飾った。
試合後、中村は「ベトナムが引いてきて、カウンター狙いということは予めわかっていたことではあったのですが、いざ試合に入ってみると相手が想像以上に徹底してきました」と対戦相手の姿勢に言及。それを踏まえて「僕の中では、引いた相手にはミドルシュートが有効だと思っています。ミドルシュートで相手を引き出し、そこで生まれるスペースを使うスルーパスなどをイメージしていました」と明かすと、「良い時間帯で点が取れたので良かったと思います」と喜んだ。
アジアカップの初戦で決めたゴールは、日本代表にとっても貴重な勝ち越しゴールとなった。文句なしのスーパーゴールだったが、中村は「パスを受けた時から振り抜こうとは思っていました。それがいいコースに飛んで良かったです」と控え目に語っている。
初戦を制した日本代表は、19日に控えた第2節でイラク代表と対戦する。次節に向けて、中村は「結果がすごく大事だと思うので、次の試合も必ず勝ちたいと思います」と意気込んだ。なお、イラク代表との一戦は日本時間で19日の20:30にキックオフを迎える。
By サッカーキング編集部
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