日本代表がインドネシア代表を3-1で撃破! [写真]=Getty Images
AFCアジアカップカタール2023・グループDの第3節(最終節)が24日に行われ、日本代表とインドネシア代表が対戦した。
3大会ぶり5度目のアジア制覇を目指す日本代表。14日に行われた初戦では、かつて日本代表を指揮したフィリップ・トルシエ監督率いるベトナム代表に苦戦を強いられるも、南野拓実の活躍もあり4-2の逆転勝利を収めた。しかし、続く19日のイラク代表戦では、前半だけで2失点を喫すると、反撃も後半アディショナルタイムに遠藤航が挙げた1点のみに留まり1-2で敗戦。国際Aマッチでの連勝が「10」で止まると共に、グループ首位通過の可能性が消滅した。
決勝トーナメント進出をかけて戦うのはFIFAランキング146位のインドネシア代表。初戦ではイラク代表に1-3で敗れたものの、第2戦でベトナム代表を1-0で下し今大会初勝利を飾っている。日本代表は引き分け以上でグループ2位通過が確定。敗れた場合にも他グループの結果次第では3位での決勝トーナメント進出の可能性が残されている。
立ち上がり早々ゲームが動く。2分、右からカットインした堂安律がボックス内へパスを送ると、これを収めた上田綺世がインドネシアのDFジョルディ・アマトに倒される。オンフィールドレビューの結果PKが与えられ、キッカーの上田がゴール右上隅に突き刺し日本が幸先良く先制に成功した。リードを奪った日本は2列目の4選手が流動的な立ち位置を取りつつ、両サイドバック(SB)も絡んだ攻撃でインドネシアを押し込んでいく。
24分には中盤での即時奪回からチャンスを創出。右サイドを起点に堂安から上田、遠藤航と繋ぎ、最後はボックス手前中央の久保建英が右足を振り抜いたが、惜しくも枠の左へ。35分には波状攻撃を仕掛けると、久保のループパスでボックス内右へ抜け出した毎熊晟矢が滑り込みながら折り返し、ゴール前で待ち構えていた中村敬斗が右足でフィニッシュ。決定的な形を作ったものの、シュートは左ポストに嫌われ追加点とはならなかった。
攻め続ける日本は43分、左サイドを突破した久保がゴール前へクロスを送り、ファーサイドの毎熊が折り返したボールに上田が合わせたが、このシュートは相手DFがブロック。追加点を奪うことはできず、前半はこのまま1-0で終了した。
後半に入り52分、ピッチ中央でボールをキープした堂安がドリブルで持ち上がり、ボックス左角付近の中村へ展開。中村の背中を回った堂安にボールが戻ると、グラウンダーのクロスがDFとGKの間を抜けてファーサイドへ流れ、待ち構えていた上田が冷静にネットを揺らした。リードを広げた日本はその直後にも決定機。GK鈴木彩艶のパントキックを起点に堂安がボックス内右へ侵入したが、シュートは惜しくも枠の左へ外れた。
60分過ぎには堂安が立て続けにチャンスを演出。62分にGKの頭上を越すシュートでインドネシアゴールを脅かすと、64分にはオーバーラップした中山のクロスに頭で合わせる。しかし、枠を捉えたシュートはライン際でDFに跳ね返された。その後は前田大然や南野拓実、渡辺剛、佐野海舟、伊東純也らを投入しつつ、試合の主導権を握ったまま時計の針を進める。80分には左を突破した前田のクロスに毎熊が合わせたが、強烈なシュートは枠の右へ外れた。
88分、右サイドの敵陣深くに抜け出した伊東が中央へ折り返し、ボールを収めた上田が相手DFと競り合いながらもシュートを放つ。DFジャスティン・ウブネルに当たったボールがゴールに吸い込まれ日本が3点目を奪った。しかしその直後、左サイドのロングスローからサンディ・ウォルシュに押し込まれ1点を失う。
試合はこのまま3-1で終了。勝ち点「3」を積み上げた日本代表は9大会連続のグループステージ突破が確定。31日に行われる決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)ではグループEの1位チームと対戦する。なお、グループEではヨルダン、韓国、バーレーンの3カ国に首位通過の可能性が残されている。
【得点者】
1-0 6分 上田綺世(PK/日本代表)
2-0 52分 上田綺世(日本代表)
3-0 88分 ジャスティン・ウブネル(オウンゴール/日本代表)
3-1 90+1分 サンディ・ウォルシュ(インドネシア代表)
【スターティングメンバー】
日本代表(4-1-4-1)
GK:鈴木彩艶
DF:毎熊晟矢、町田浩樹、冨安健洋(82分 渡辺剛)、中山雄太
MF:遠藤航、堂安律(86分 伊東純也)、久保建英(82分 佐野海舟)、旗手怜央(69分 南野拓実)、中村敬斗(69分 前田大然)
FW:上田綺世
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By サッカーキング編集部
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