日本代表のトレーニングに臨む菅原由勢 [写真]=湊昂大
FIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選・グループB第6節のシリア代表戦を11日に控える日本代表。試合開催地の広島に入ってトレーニングを続けるなか、9日の練習後にDF菅原由勢(AZ/オランダ)が報道陣の取材に応じた。
現地時間6日に行われたミャンマー代表との一戦で、日本代表は攻撃的な3-4-2-1の布陣にトライ。本職がサイドバック(SB)の菅原は、普段よりも1列前のウイングバック(WB)で先発出場し、62分までピッチに立った。
菅原は「WBはやれと言われたらできますが、普段からチームでやっているわけではない」と明かした一方で、「プロの世界なので、やれと言われた時にできなかったらそれでおしまい」と力強く発する。「与えられたものをやりながら、その中で自分の強みを出すのが僕たちの仕事」と自らに矢印を向け、WBでのプレーを「新しく取り組まなきゃいけないこと」だと語った。
SBの選手がWBとして起用されること自体は珍しい話ではないが、菅原が直近4シーズンプレーしてきたAZというクラブは4バックを採用しており、そもそもWBというポジションが存在しない。過去に3バックで臨んだ試合も数えられるほどだ。そんな状況で、現在日本代表でWBのポジションにトライしている菅原は、SBとの“違い”をどのように感じているのか。
「(最終ラインが)4枚だとしっかりビルドアップに関わるというか、低い位置からボールに関わっていくことが求められますが、WBだとある程度スタートの位置が高い。相手のSBの横の位置に立つことや、ウイング(WG)のような働きも求められる。そこはやっぱり、SBとの違いはある」
実際に練習や公式戦のピッチのなかでこのような“違い”を感じたからこそ、菅原はWBでのプレーを「新しく取り組まなきゃいけないこと」と話したのだろう。「WBとしては僕自身新しいトライをしている段階。失敗を気にすることなく、どんどんチャレンジしていきます。また新しい自分が見えてくると思うので、やりながら成長していきたいです」と今後を見据えた。
チームとして新たな形にトライするなかで、菅原は「出ている選手の特徴、コンビネーション、組み合わせ、どこで誰が出ているかも考えなければならない」と周囲との擦り合わせが成長の鍵と話す。「もちろん、機械的に『3枚だからこうしよう』という規律はあって当然です」と前置きしつつも、“決まり事”の上に“個の特長”を上乗せしていくことも重要。「3枚だから『WBは絶対にこうだ』というのではなく、ピッチに立った選手が考えてやれたら、もっともっと代表のサッカーは良い形になっていくと思います」と述べ、「代表チームが勝つための存在」となるべく、WBでも存在感を示したい。
そんなWBのポジションで“チャレンジ”をしているのは菅原だけではない。ミャンマー代表戦では、菅原と対になる左WBに、本職がWGのMF中村敬斗(スタッド・ランス/フランス)やFW前田大然(セルティック/スコットランド)が入った。菅原との交代でピッチに立ったにMF相馬勇紀(カーザ・ピア/ポルトガル)も本職はWGながらWBでテストされている。
「それぞれ特長を持った選手たちですが、僕を含めて全員強みは違うと思っています。僕が入った時には、僕の強みがプラスアルファになるように、周りとの色んな連携を作らなければならない」と定位置争いへ気を引き締めた菅原は、改めて自身の強みを「攻撃」と宣言。「クロスだったり、仕掛けだったり、組み立てへのかかわりだったり、コンビネーションでボックス内に入って行くところも含めて、まだまだ距離感だったり修正すべきところがある」と課題も見据え、彼らとのポジション争いへ挑む。
一方で、そんな菅原については、今夏の移籍市場で“ステップアップの噂”が報じられている。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』によると、2023-24シーズンのセリエAで王者に輝いたインテルが、オランダ代表DFデンゼル・ダンフリースの後釜候補として関心を寄せているとのこと。2023-24シーズンのヨーロッパリーグ(EL)を制覇したアタランタも、菅原の獲得に興味を示すクラブの1つだという。
菅原は“欧州挑戦”を決意した2020年夏のことを「最初にAZに入った時、世界のトップを目指して、ヨーロッパに足を踏み入れました」と振り返ると、「常に僕自身は、レベルアップすることに矢印を向けてやってきました。それはAZだろうが他のクラブだろうが、変わらないです」と素直な思いを明かす。
その上で、「まだ先のことは決まっていないですが、しっかりと自分が成長できる場に身を置きたいと思っています」と語ったが、自身が最も大事にしているのは、“環境”ではなく“取り組み”のようだ。
「結果として良い移籍か、それとも失敗だったと言われるのかは、自分自身が(移籍先に)行って、結果を残すか残さないか。それでしか決まらない。自分のキャリアを考えて、後で振り返ったときに『良い決断だった』と言える移籍ができるかもしれないし、もしかしたらできないかもしれない。まだ不透明なところがあるので、今は何も考えず、代表のことだけを考えてやっていきたいです」
【PR】「ABEMA de DAZN」で
日本代表戦を楽しもう!
「ABEMA de DAZN」は、ABEMAでDAZNスタンダードのコンテンツ(※)が視聴できるプラン。 Jリーグ、ラ・リーガ、セリエA、リーグ・アンなどすべてのDAZNスタンダードコンテンツがABEMAで楽しめる。
さらにW杯アジア予選は日本戦全試合を配信。特にアウェイゲームはDAZN独占配信のためお見逃しなく。
月額プランは4,200円(税込)、年間プランなら32,000円(税込)で月あたり2,667円(税込)とお得だ!
※プロ野球、DAZN LINEAR、追加有料コンテンツ(ペイ・パー・ビュー)は対象外。
- ① 「ABEMA de DAZN」の年間プランなら月あたり2,667円(税込)でお得!
- ② W杯アジア予選、Jリーグ、ラ・リーガ、セリエAなどコンテンツが盛りだくさん!
- ③ コメントしながらのライブ観戦、追っかけ再生、見逃し配信など楽しみ方も充実!
【PR】アウェイはDAZN独占配信!
アジア予選観るならお得なDMM×DAZNホーダイ!
「DMM×DAZNホーダイ」とは、DMMプレミアムとDAZNスタンダードをセットで利用できるプラン。
単体契約ならDMMプレミアム月額550円(税込)、DAZNスタンダード月額4,200円(税込)のところ、本プランなら月額3,480円(税込)だからとってもお得です。
W杯アジア最終予選の日本代表戦は全試合配信。アウェイ戦はDAZN独占配信のため、本サービスを契約して日本の勇姿を見届けよう!
- ① 「DMM×DAZNホーダイ」なら単体契約より月額1,270円(税込)も安い!
- ② W杯アジア最終予選やJリーグをはじめとする様々なスポーツ、アニメ・エンタメが見放題!
- ③ 新規入会月から最大3カ月間、「DMMポイント」を550ポイント付与!
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト