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出場国32→48、総試合数64→104に拡大…“史上最大規模”2026年北中米W杯の変更点を解説

2025.03.20

 日本代表は20日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選第7節でバーレーン代表と対戦し、2−0で勝利した。この結果、8大会連続8回目のワールドカップ出場が決定した。

 2026年のFIFAワールドカップは、アメリカ・カナダ・メキシコの史上最多3カ国共同開催。アメリカ11都市11会場、カナダ2都市2会場、メキシコ3都市3会場の計16都市16会場で開催される。開幕戦は2026年6月11日(木)にメキシコのエスタディオ・アステカにて行われ、開催国の一つメキシコ代表がオープニングゲームを戦う。決勝戦は7月19日(日)にアメリカのメットライフ・スタジアムにて行われる。

 今大会の最大の変更点は出場国数の拡大だ。1930年にウルグアイで行われた第一回大会はわずか13カ国。そこから16カ国、24カ国、32カ国と拡大を続け、ついに48カ国となる。出場48カ国が4カ国ずつ12グループに分かれ、グループステージを戦う。これまでは各グループ上位2カ国が決勝トーナメント進出となっていたが、今大会からはグループステージ上位2カ国に加え、各グループ3位の成績上位8カ国が決勝トーナメントに進出。計32カ国で決勝トーナメントを戦う。カタール大会までの32カ国フォーマットでの合計試合数は「64」だったが、今大会は「104」となる。

 日本代表の最高成績は過去4度のベスト16(2002年・2010年・2018年・2022年)となっており、次回大会ではベスト8以上の成績が期待される。しかし、今大会は出場国数の拡大に伴い、決勝トーナメント1回戦に勝利してようやくベスト16。決勝トーナメントで2回勝利してベスト8となる。

 グループステージの組み合わせ抽選会のポット分けは、最新のFIFAランキングによって決定する。日本は現在15位となっており、このままいくとポット2に入ることが濃厚だ。カタール大会では優勝経験があるドイツ代表(ポット2)、スペイン代表(ポット1)に勝利し、世界を驚かせた。今大会は“追われる立場”となり、「FIFAランキング上位の日本を倒す」という野心溢れた国と対戦することになるだろう。なお、抽選会の日時は未発表となっている。

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