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26年W杯の拠点は?宮本恒靖JFA会長「移動もある。柔軟に」 39年以降の女子W杯日本開催にも意欲

2025.03.25

JFAの宮本恒靖会長 [写真]=Getty Images

 日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長は、3月23日に会長就任1年を迎え、翌24日に取材に応じた。

 20日にはFIFAワールドカップ26の出場権を決めた日本代表。ここからは本番に向けてJFAとして、チームが掲げる“優勝”の目標へのバックアップを、よりしていくことが求められる。強化試合については、9月は詳細が未発表だが、10月と11月は日本で開催が決定している。宮本会長は「いろいろなところと交渉はしてきていますし、これからもしていきますが、目途が立ったかと言われたら、まだその状況ではない」と対戦相手に言及。「監督・チームの要望をもとにマッチメイクをしていきます。日本よりFIFAランキングが上の国とやりたいということですね」と続け、強豪国との試合が組めるように交渉を続けていくとし、他国からすでに対戦オファーがあったことも明かし、FIFAランクが下の国であったため、現時点では考慮していないとも答えている。

 早い段階でワールドカップ出場が決まったことのメリットの一つに拠点の選定もある。自身の選手時代の経験としても「2002年は葛城北の丸(静岡県)という静かなところで過ごせました。2006年はボンの街中の喧騒の中にいましたが、心身のコンディションは左右されると感じました」と影響は大きいとし、JFAとしても本大会出場を重ねる中で得てきたキャンプ地に対する知見を生かしたいとしている。

 特に26年大会はカナダ、アメリカ、メキシコの3カ国共催。エリアも広大となる。「例えば分析チームはカタール大会より多くなりましたが、カタールは移動がなかった。今回は48カ国に増え、移動もあるとなると、対戦相手の分析もより重要になる。一つのベース地にいていいのか含め、柔軟に見ていく必要があります。いろいろな可能性を見据えて候補地をしっかり考えないといけない」と、複数のチームに分かれることも含めて検討するようだ。

 会長立候補時のマニフェストの一つに、2031年の女子ワールドカップの日本招致を掲げていたが、国際サッカー連盟(FIFA)は3月上旬に2031年大会はアフリカサッカー連盟と北中米カリブ海サッカー連盟に加盟するFIFA加盟協会のみ、2035年大会はアフリカサッカー連盟および欧州サッカー連盟に加盟している協会のみが招致に立候補できることを決めた。スタートラインに立てずに断念する形となったが、「39年以降の立候補は目指していきたい」と、JFA会長としての最大任期である4期8年(32年8月まで)が経過して以降にはなるものの、準備はしたいと改めて明言。「FIFA本部で1時間くらい話す機会がありましたが、アジアの状況や39年以降の立候補意向を伝えた場ではあります。アジアの枠があるときに、日本がどれだけアジアの中での後押しを受けられるかが大事ですし、現時点でも日本が立候補したら『こう』という風はあるので、それをいかに中長期的にいかしていくか」と、継続的に関係者とのコミュニケーションを取っていくとした。

 加えて、JFAは2005年宣言で日本での男子ワールドカップ開催も発信している。一方で当時とは大会規模も拡大し、34年こそサウジアラビアでの単独開催だが、26年、30年大会は複数国での共催となっている。「8万人以上収容のスタジアムがあるかなど、ハード面のネックがあります。どうしたらそこに持っていけるかは、常々考えています。男女での連続開催は(FIFAは)気にしていないと思います。(共催は)スタンダードになってきている感じがします。48カ国を1カ国で回しきれるかが大きな問題。流れ的には共催にあると思っている」と、単独開催にはとらわれていない考えを示した。

 対アジアで言えば、アジアサッカー連盟(AFC)は西アジア勢が資金力なども背景に存在感を高めている。「東アジア側もプレゼンスを持っておかないといけない。それには代表チームが強いのも一つの要素です。だから発言権が大きくなるところも実際にあると思います。AFC内での立ち位置も大事。AFCの中にも東や南など分かれる中、お金だけでなく、いろいろな関係性を構築しながらやっていくものかなと思います」と、日本ができる形でのアプローチを続けて存在感を高めたいとした。

 AFCで言えば、直近ではAFCチャンピオンズリーグエリートでの山東泰山の棄権により、混乱があった。ヴィッセル神戸はセカンドレグをホームで開催できる4位以内をグループステージで確定させていたが、山東泰山の成績がすべて無効となったことによる勝ち点減で5位となり、セカンドレグをアウェ-で戦うことになるなどした。「神戸の順位が変わったことが直接(敗退につながった)とは思わないですが、いろいろなところで影響があったのは事実」とし、「大会委員会が5月にありますが、その前にアジェンダに対するブリーフィングがあったりします。撤退についての規約はあるがフェアではないのではないかというレターは、JFAから出しています。アジェンダに入れるかどうかはAFCが最終的に決めますが、入れてくれと交渉しています。正式にやっていくルートと、非公式のチャンネルをうまく織り交ぜながら、AFC側も規約が不完全な認識が若干あるというようなので、AFCとしても間違いなく認識しているはずです」と、主張を続けていくとしている。

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By 小松春生

Web『サッカーキング』編集長

1984年東京都生まれ。2012年よりWeb『サッカーキング』で編集者として勤務。2019年7月よりWeb『サッカーキング』編集長に就任。イギリスと⚽️サッカーと🎤音楽と🤼‍♂️プロレスが好き

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