浦和での公式戦初戦で得点を挙げた伊藤美紀 [写真]=WE LEAGUE
2023-24 WEリーグカップのグループステージ第1節が26日に行われ、グループAの三菱重工浦和レッズレディースはホームにジェフユナイテッド市原・千葉レディースを迎え、2-2の引き分けに終わった。
昨季のWEリーグとWEリーグカップ二冠を果たした浦和、対戦相手の千葉Lは、ともにFIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランド2023に出場していたなでしこジャパンの選手たちがベンチ外。新加入選手や若手選手を起用するなどした。17分から20分の間に3点入る展開にもなったが、浦和はINAC神戸レオネッサから新加入の伊藤美紀が45分に遠藤優のクロスから同点ゴールを決めた。
伊藤は試合後、「同点ゴールを決められたことは良かったと思うんですけど、最後もう1点決めきれるチャンスがあったので、そこを決められなかったのはすごく悔しかったです。(得点シーンは)優ちゃんが裏へ抜けることは信じていたので、自分はゴール前に飛び込むだけと思っていて。いいボールが上がってきて、ちょっと後ろになってしまったんですけど、落ち着いてGKの位置を見て流し込むことができたので、いいゴールだったと思います」と振り返った。
伊藤は高校卒業後の2014年に加入したI神戸から、今夏に自身初の移籍を経験。「いろいろな不安や緊張もあった」としつつ、「みんなが優しく声をかけてくれて、なじみやすい雰囲気を作ってくれた」とのことで、「チームが立ち上がってから、自分のプレースタイルと浦和のサッカーのスタイルがハマっている印象があります。ボールに関わりながら細かいプレーが好きなので、それが合っているなというのがまず印象的で。みんなの動きや特徴をしっかり捉え、もう少し合わせていければ、というところはありますが、みんなに『何年もいた?』と練習中からよく言われていますし、本当に楽しくやれています」と、早くも浦和のチームの一員として、適応できているようだ。
新天地での初戦は浦和サポーターの前でフル出場することができた。「ファン・サポーターの方々の手拍子や声援がグラウンドにまですごく聞こえきて。アウェーで対戦した時とは違いがあって、本当に皆さんの声援に助けられて、最後まで走り切れたパワーになったので心強いですし、その皆さんとこうして戦えることはすごく嬉しく思うので、もっともっとチームの勝利に貢献して、楽しかったと思って帰ってもらえるような試合を毎試合お見せできたらなって思いました」と、サポーターのためにもチームへの貢献を誓っている。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト