北区主催の激励会でトークショーを行うベレーザの選手たち [写真]=東京ヴェルディ
WEリーグの日テレ・東京ヴェルディベレーザが11月1日、ホームタウンの一つである東京都北区主催のWEリーグ激励会に参加。JR赤羽駅前の七福神広場に選手たちが登場し、12日に開幕する2023-24 WEリーグに向けての意気込みを語った。
激励会には村松智子、北村菜々美、木下桃香、藤野あおば、岩清水梓の5選手が参加。冒頭で北区の山田加奈子区長が「昨シーズンの思いをはね返して優勝を目指してください」とエールを贈ると、続いて約50人のギャラリーが見守る前で5選手によるトークショーが行われた。
なでしこジャパンの藤野が「今シーズンも勝負にこだわりながら、見ている人を楽しませるプレーを」と新シーズンに向けての決意などを話すと、ベレーザのホームスタジアムである味の素フィールド西が丘(北区)の話題に。岩清水が「良い思い出も苦い思い出もある」とベテランらしく答えると、加入3年目の北村は「(ピッチと客席の)距離が近いので、ゴールだけじゃなく一つひとつのプレーで歓声が聞こえて(気持ちが)上がるスタジアム」と、それぞれの想いを話した。
トークショー終盤には観覧者からの質問コーナーも設けられ、今シーズンの新ユニフォームについて聞かれたキャプテンの村松は「ベレーザ完全オリジナルデザインを作ってもらったのでうれしい。何度も試着して開発に携わっただけあって、柔らかくて着やすい素材。皆さんも実際に手に取ってもらえれば」と新ユニフォームの購入を呼びかけた。
最後はそれぞれがWEリーグ開幕への意気込みを話し、今シーズンから背番号10を背負う木下が「スタジアムに足を運んでいただけたら絶対に満足させるプレーをするので、ぜひ一緒に戦いましょう」と力強く抱負を語ると、会場からたくさんの拍手が起きていた。
激励会後には、5選手が赤羽駅近くの赤羽一番街商店街を訪問し、名刺サイズのプレーヤーズカードを各店舗で配布。選手たちは「ベレーザ、見てるよ」と時折声をかけられながら、12日(日)に開幕するWEリーグAC長野パルセイロ・レディース戦(味フィ西)へのスタジアム来場を呼びかけた。
また、この日の午前には味フィ西からほど近い赤羽スポーツの森公園競技場でのトレーニングが一般公開され、ファン・サポーターを招待。約1時間のトレーニングの最後にはハーフコートでの紅白戦が行われ、宮川麻都、岩﨑心南らがゴールを決めると、観客席から大きな拍手が送られていた。
紅白戦ではメニーナ育ちで早稲田大から新加入の船木和夏もゴールを決め、「リーグカップでデビューして、自分たちのサッカーができ始めた一方、失点が多かったので、もっとコミュニケーションを増やして調整してきた」と、チームの準備状況を説明。「小さい頃からベレーザを見に来ていた西が丘でまずはスタートラインに立って、ベレーザらしく戦っていいスタートを切りたい」と12日のリーグ開幕戦を見据えていた。
文=馬見新 拓郎
By サッカーキング編集部
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