ヤマザキナビスコカップ準決勝ファーストレグが9日に行われ、サンフレッチェ広島と柏レイソルが対戦した。
新潟で合宿を行っている日本代表に広島が水本裕貴と塩谷司、柏が鈴木大輔と、それぞれセンターバックが合流しているため欠場となった両者。ホームの広島は3バックにファン・ソッコ、千葉和彦、清水航平が並び、柏は渡部博文、エドゥアルド、増嶋竜也が3バックを形成した。
柏は9分、ゴール左やや遠い位置でFKを得ると、高山薫が直接狙ったボールが壁に当たって、ゴール前へ流れるとエドゥアルドがつめてネットを揺らしたが、オフサイドでノーゴール。やや小康状態となって迎えた41分、広島は高萩洋次郎が右サイドの浅い位置からグラウンダーで絶妙なクロスをDFライン裏に送ると、飛び出した佐藤寿人がワンタッチで柏ゴールを陥れ、先制点を得る。
前半リードを許した柏は、ハーフタイムに高山と小林祐介を下げ、栗澤僚一とドゥドウが投入された。しかし後半立ち上がりの48分にエドゥアルドが佐藤へのファールで、この試合2枚目の警告を受けて退場処分となる。
すると直後の50分に広島は、高萩からの浮き球のパスを受けた佐藤がGKの位置を見てダイレクトのループシュートでネットを揺らして、この日2点目を挙げる。苦しい状況となった柏は72分、レアンドロを下げて今季2種登録された大島康樹を投入して交代カードを使い切る。
試合は終盤、柏の工藤壮人に決定機が訪れたが、GK林卓人がゴールを許さず、広島が2-0で完封勝利を挙げた。柏のホームで開催されるセカンドレグは12日に行われる。
【スコア】
広島 2-0 柏