視察のため等々力陸上競技場入りするハリルホジッチ監督
ヤマザキナビスコカップ予選リーグBリーグ第1節が18日に行われ、川崎フロンターレと名古屋グランパスが対戦した。
翌19日に日本代表メンバーを初めて発表するヴァイッド・ハリルホジッチ監督が視察に訪れた同試合は12分に動く。右サイドからの中村憲剛のスローインをニアサイドのエウシーニョがバックヘッドでゴール前へ流し、走り込んだ大久保が頭で押し込んで、川崎が先制する。大久保はJ1開幕2戦でも得点しており、公式戦3試合連発となった。直後にも中村が左サイド深くまで切り込み、グラウンダーのクロスを小林悠が合わせるも、GK高木義成が防いだ。
名古屋は左サイドから小屋松知哉や永井謙佑がクロスを送り、川又堅碁が合わせる形を作るが、シュートは枠を捉えられない。しかし迎えた42分、名古屋は高い位置でボールを奪うと小屋松から右サイドに展開。矢野貴章のクロスにファーサイドの永井がうまく右足ボレーで合わせてネットを揺らし、同点とした。
後半は名古屋ペースで始まると49分、右CKから川又がヘディングシュート。いったんはGK西部洋平が弾いたが、跳ね返りを自ら蹴り込んで逆転した。79分にはまたも右CKから今度は田中マルクス闘莉王が頭で合わせたが、強烈なシュートはポストをヒットした。
ゴールの遠い川崎に対して名古屋は終了間際の87分にも、永井の左クロスを川又が左ボレーで決め、リードを広げると3-1で勝利を収めた。
【得点者】
1-0 12分 大久保嘉人(川崎)
1-1 42分 永井謙佑(名古屋)
1-2 49分 川又堅碁(名古屋)
1-3 87分 川又堅碁(名古屋)