2015Jリーグヤマザキナビスコカップの準々決勝第1戦が2日に行われ、ガンバ大阪と名古屋グランパスが対戦した。
昨季王者のG大阪はGK東口順昭をはじめ、DF丹羽大輝、DF米倉恒貴、FW宇佐美貴史の4名が日本代表合宿に参加中のため不在。一方の名古屋は同じく代表のFW永井謙佑に加え、FW小屋松知哉も負傷のためメンバー外となっている。
試合は開始早々に動く。立ち上がり攻勢に出たG大阪は6分、ゴール前の混戦でリンスが粘るとボールはエリア内中央にいた二川孝広のもとへ。これを二川が右足でゴール右に流し込み先制に成功した。リードを得たG大阪はさらに14分、右サイドから平尾壮がクロスを上げると二川が頭で合わせたが、シュートはGK楢崎正剛の正面に飛んでしまった。
名古屋のファーストシュートは16分。矢野貴章が右サイドからクロスを供給し中央で川又堅碁がボレーで合わせるも、シュートはうまくミートできず枠の上に大きく外れた。名古屋はさらに24分、自陣深くからのFKを前線に送ると川又がそらしたところに杉森考起が走りこんだが、飛び出したGKにキャッチされシュートに持ち込むことはできなかった。
序盤はG大阪が押しこむ時間が続いたが、前半終盤には名古屋も徐々に相手陣内に押しこむように。しかし集中した守備を見せ得点を許さないG大阪が1点リードで折り返した。
後半最初のシュートもG大阪。46分、高い位置でボールを奪った平尾がエリア外右からグラウンダーのシュートを狙ったが、GKの正面に飛んだ。G大阪はさらに60分、リンスが右サイドからドリブルで持ち込みミドルシュート。66分には井手口陽介が強烈なシュートをミドルレンジから狙ったが、いずれも枠を捉えられない。
すると守備に回る時間が続いていた名古屋がワンチャンスをものにする。76分、エリア手前でパスを繋ぎ右に展開すると矢野がクロスボールを供給。ニアサイドに飛び込んだ野田隆之介がヘディングで押し込み、試合を振り出しに戻す。
勝ち越しを狙うもなかなかチャンスが掴めないG大阪に対し、名古屋が終盤にビッグチャンスを迎える。アディショナルタイム3分、ラインの裏に抜けたボールをDFがクリアミス。高く上がったボールはポストを叩いてゴール前にこぼれ、そこに矢野が走りこんだがあと一歩のところで今野泰幸にクリアされてしまい、逆転弾とはならなかった。
試合はこのまま同点で終了。シュート15本を放ったG大阪だったが追加点が遠く、ホームでの第1戦を引き分けで終えた。
第2戦は6日に名古屋のホームで行われる。
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