2015Jリーグヤマザキナビスコカップ準々決勝第1戦が2日に行われ、柏レイソルとヴィッセル神戸が対戦した。
柏が、昨季までチームの指揮をしていたネルシーニョ監督率いる神戸をホームに迎えての一戦。今季のJリーグでは柏が2試合ともに勝利している。
試合は6分、ホームの柏が最初のチャンスを迎える。右CKからのボールに、ニアサイドで近藤直也がヘディングで合わせるが、クロスバーに弾き返され得点とはならない。一方の神戸も8分、右CKから増川隆洋がヘディングシュートを放つが、枠を捉えられなかった。
神戸は20分、左サイドの相馬崇人からのクロスに、ペナルティエリア内中央でフリーとなったレアンドロが頭で合わせるが、シュートはGK桐畑和繁に右手1本で弾き出された。さらに28分には、三原雅俊からのスルーパスでエリア内左に抜け出したレアンドロが、左足を振り抜くが、シュートは枠を捉えられない。前半はこのままスコアレスで折り返す。
後半に入って50分、右サイドでFKを獲得した柏は、山中亮輔が直接狙うも、シュートは枠の右に逸れる。さらに54分、右サイドからの折り返しに、中央に走り込んだ大島康樹が合わせるが、GK山本海人に阻まれた。対して神戸は59分、森岡亮太からのパスを受けたエリア内中央の渡邉千真がフリーで左足を振り抜くが、シュートは枠の左に外れる。さらに61分、敵陣中央でパスを受けた石津大介が自ら持ち上がり、エリア手前左からミドルシュートを放つが、左ポストに阻まれゴールとはならなかった。
すると、攻勢に出ていた神戸が65分に先制し試合が動く。エリア内左でセカンドボールを拾った石津が、そのまま左足を振り抜くと、シュートは相手GKの股を抜き、ゴールネットを揺らした。さらに78分には、レアンドロが相手のバックパスに反応し、胸トラップからエリア内左でシュートを放つも、ゴール右に逸れた。
終了が迫る85分、左サイドを抜け出した山口真司が中央をよく見て折り返す。そのボールに、エリア内へ走り込んできた渡邉が右足で合わせてゴールに押し込んだ。神戸が終盤にリードを2点に広げた。
試合はこのままタイムアップ。アウェーで2ゴールを挙げた神戸が2-0で柏に勝利を収めた。
第2戦は6日に神戸のホームで行われる。