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絶好調の鹿島が準決勝進出…神戸と新潟は初の4強/ナビスコ杯準々決勝

2015.09.07

快勝でナビスコカップ準決勝進出を果たした鹿島 [写真]=兼子愼一郎

 2015Jリーグヤマザキナビスコカップの準々決勝第2戦が6日に各地で行われた。

 大会最多5度の優勝を誇る鹿島アントラーズは、ホームでFC東京と対戦。第1戦はFC東京のホームで2-2のドローに終わり、勝つか1-1までの引き分けで突破が決まる状況となった。試合は7分に金崎夢生の得点で鹿島が先制に成功。60分にも金崎が追加点を挙げてリードを2点に広げた。更に後半アディショナルタイム5分に遠藤康が3点目を決め、鹿島が3-0でFC東京を下した。この結果、2試合合計スコアを5-2とした鹿島が3年ぶりの準決勝進出を決めている。

 第1戦で0-5の大敗を喫した浦和レッズは、ホームでアルビレックス新潟と対戦した。試合は前半をスコアレスで終え、浦和は後半に大量得点を奪わなくてはならない状況に追い込まれる。55分、浦和は阿部勇樹のゴールで先制すると、直後の58分に李忠成が追加点を奪って勢いに乗る。70分には阿部がPKを決めて3-0とする。しかし、そこから4点目が入らず、3-0で試合終了。2試合合計スコアを5-3で逃げ切った新潟が、クラブ史上初のベスト4進出を決めた。

 連覇を目指すガンバ大阪は、名古屋グランパスとのアウェーゲームに臨んだ。敵地での初戦を1-1で引き分けた名古屋は、7分に野田隆之介のゴールで先制する。しかし、41分にG大阪は阿部浩之が同点ゴールを決め、1-1で前半を終えた。後半も両チームともにゴールを奪えず、2試合合計2-2のまま延長戦に突入する。延長前半の94分、G大阪の岩下敬輔が勝ち越しゴールを奪ったが、105分には名古屋の田中マルクス闘莉王が再び同点ゴールを決め、試合はPK戦に持ち込まれる。同大会史上最長の11人目まで突入したPK戦は、先攻の名古屋が2人失敗したのに対し、G大阪は10人が成功。この結果、G大阪が2年連続のベスト4進出を果たした。

 第1戦を0-2で落とした柏レイソルは、アウェーでヴィッセル神戸と対戦した。逆転での突破を目指す柏は、24分にエデルソンのゴールで先制すると、31分に工藤壮人が2点目を挙げた。一方の神戸は34分にレアンドロが1点を返し、2試合合計スコアで勝ち越しに成功した。後半立ち上がりの51分には柏のエデルソンがこの日2点目を奪い、柏が2試合合計スコアを3-3としてアウェーゴール差でリードを奪った。しかし、58分に神戸の森岡亮太が再度勝ち越しとなるゴールを決める。この試合は2-3で敗れたが、神戸が2試合合計スコアを4-3とし、クラブ史上初めてナビスコカップ準決勝に進出した。

 この結果、準決勝の対戦カードは鹿島対神戸、G大阪対新潟に決まった。第1戦は10月7日に鹿島、G大阪のホームで、第2戦は同11日に神戸、新潟のホームで行われる。

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