横浜FM戦で決勝ゴールを挙げた家長 [写真]=J.LEAGUE PHOTOS
2016JリーグYBCルヴァンカップ準々決勝第1戦が31日に行われ、大宮アルディージャと横浜F・マリノスが対戦した。
ともにグループステージを勝ち抜いたチーム同士の一戦。今季の2016明治安田生命J1リーグでは2戦2分けの戦績となっている。クラブ初のベスト4を目指す大宮は、FW家長昭博やMFマテウスらがスタメンに名を連ねた。対する横浜FMは、好調のMF齋藤学のほかMF兵藤慎剛、FW伊藤翔らを先発起用。2013年以来の準決勝進出を目指す。
試合開始から両チームともにシュートシーンを作れない時間が続く。
しかし23分、大宮はロングフィードを前線の家長が頭で落とすと、ボールを拾ったマテウスがDFをかわしてコントロールシュート。するとボールはゴール左隅へ吸い込まれ、ネットを揺らした。ホームの大宮が先制に成功する。
勢いに乗る大宮は29分、右サイドをパスワークで崩し、家長がエリア右に進入。そのまま右足でシュートを打った。しかしこれはGK榎本哲也がボールをキャッチ。失点を阻止する。
直後の31分、横浜FMにアクシデント発生。ファビオが足の痛みを訴え、DF栗原勇蔵との交代を余儀なくされた。この後スコアは動かず、大宮が1-0とリードしたままハーフタイムへ突入する。
55分、追加点を狙う大宮は敵陣でボールを奪取。一気にカウンターを仕掛けると、最後は家長が左足でミドルシュートを放った。だがこれはポスト右へ外れる。直後の56分、右サイドを駆け上がったマテウスがクロスを上げると、ファーサイドで大屋翼が合わせた。するとここでGK榎本がビッグセーブを見せ、チームを救う。
ペースを掴めない横浜FMは59分、カイケを投入して攻撃の活性化を図る。
それでも、大宮の勢いは止まらない。70分、渡部大輔が右サイドから上げたアーリークロスにエリア内でフリーとなった江坂任がヘディングシュート。しかし再びGK榎本が立ちはだかり、追加点を許さない。
すると直後の71分、横浜FMは右サイドの小林祐三がオーバーラップを仕掛け、弾道の低いクロスを供給。これにファーサイドの金井貢史が右足でミートすると、ボールはクロスバーに当たってゴールへ入った。
同点に追いつかれた大宮は85分、ドラガン・ムルジャをピッチへ送り込み、勝ち越しゴールを狙う。
すると87分、大宮は敵陣左でマルティノスからボールを奪うと、エリア内の家長へパス。フリーの家長はすぐさま左足を振りぬくと、ボールはGK榎本の手を弾き、ゴールネットを揺らした。
横浜FMは同点を目指すものの、後半アディショナルタイム4分を含めてもゴールを奪えず。大宮が2-1で勝利を収め、2戦目へ臨むこととなった。
準々決勝第2戦は9月4日にニッパツ三ツ沢球技場で開催される。
【スコア】
大宮アルディージャ 2-1 横浜F・マリノス
By サッカーキング編集部
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