2016JリーグYBCルヴァンカップ準々決勝第1戦が31日に行われ、ヴィッセル神戸と浦和レッズが対戦した。
27日の2016明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第10節でも顔を合わせた両者の一戦。リーグ3連勝中と好調の神戸は同試合で得点を挙げたFWペドロ・ジュニオール、FW渡邉千真のほかFWレアンドロらをスタメンに起用。韓国代表に招集されたGKキム・スンギュの代わりには、GK徳重健太を起用した。
一方の浦和は、27日の試合から先発を6名変更。GK大谷幸輝、MF関根貴大、MF梅崎司、MF青木拓矢、MF高木俊幸、FWズラタンを新たに起用した。
試合開始から6分、早くも試合が動く。ロングフィードに反応した武藤雄樹が胸トラップからエリア右へ進入すると、グラウンダーのクロスを供給。これにファーサイドへ走りこんだ高木が右足で合わせ、ネットを揺らした。
先制点を挙げた浦和は11分、左サイドを駆け上がった高木の柔らかいクロスにズラタンが頭で合わせた。しかしこれはGK徳重が何とかセーブ。こぼれ球を武藤が狙うが、このシュートもDFが何とかブロックし、失点を阻止した。
1点を追う神戸は35分、前線からプレスをかけたレアンドロがGK大谷からボールを奪う。そのまま無人のゴールまで運び、右足でシュート。試合は振出しに戻った。
しかし41分、浦和は敵陣左でパスカットした高木が中央へカットインし、スルーパス。これに反応したズラタンがGK徳重との1対1を落ち着いて制し、ゴール右隅へシュートを流し込んだ。このまま2ー1の浦和リードでハーフタイムへ突入する。
後半に入って51分、浦和がエリア付近でパスワークを発揮。エリア左へ走りこんだ高木がズラタンからのスルーパスを受け、クロスを上げると、ゴール前で武藤が合わせた。しかしこれはボールが枠外へ外れ、リードを広げることはできなかった。
対する神戸は65分、相馬崇人が上げた弾道の低いクロスに中坂勇哉が飛び込んだ。しかし、途中出場の2名で作ったチャンスは実らず。同点ゴールには至らなかった。78分には、CKから岩波拓也がヘディングシュートを放つが、これもゴールを脅かすことはできなかった。
すると81分、追加点を狙う浦和は、興梠慎三からパスを受けた李忠成がエリア左で左足を振りぬいた。しかしボールは枠の右へ外れる。
その後は両チーム一進一退の攻防が続く。しかし最後までゴールは割れず、アウェーの浦和が2ー1で逃げ切った。
準々決勝第2戦は9月4日に埼玉スタジアム2002で開催される。
【スコア】
ヴィッセル神戸 1ー2 浦和レッズ
【得点者】
0-1 6分 高木俊幸(浦和)
1-1 35分 レアンドロ(神戸)
1-2 41分 ズラタン(浦和)