84分には自ら獲得したFKのキッカーを務めた。直接狙ったが、得点には至らず [写真]=三浦彩乃
3日、2017JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ第4節でFC東京とコンサドーレ札幌が対戦。FC東京U-18に所属するFW久保建英が、J1公式戦に初出場を果たした。
MF永井謙佑に代わっての途中出場だった。15歳10カ月29日でトップチームデビュー。ボールを持つたびに、スタジアムに詰めかけたファン・サポーターからは大きな拍手と歓声が起こった。
対戦相手に目を向けると、天才と呼ばれ続けたMF小野伸二の姿があった。久保は以前から動画サイト『YouTube』でプレー集を見ていたというが、実際に対峙して何を感じたのか。
「本当に1つひとつのプレーの質が高く、トラップも足に何かついているんじゃないかというくらい(笑)。吸い付くようなトラップばかりで、これが本当の一流選手だと思いました。ワールドカップなどを経験されている小野選手は本当にオーラがあり、プレーの質もあって、本当にいい経験をさせてもらいました」
一方の小野も、久保のプレーを高く評価する。
「見ていて『ゴールしちゃうんじゃないか』と思うようなオーラが出ていた。非常に堂々としていて、すごく頼もしく見えました。(FKの場面も)あそこで蹴らせてもらえるくらい、信頼されているんだと感じた。そういった意味では、FC東京の選手も彼をリスペクトしていると思う」
そして、負傷に悩まされた自身の経験を踏まえ、これから成功するためには「ケガをしないこと」が大事であるとアドバイスした。
久保は、今月20日に開幕するFIFA U-20ワールドカップに臨むU-20日本代表に選出されており、活躍に注目が集まる。小野は「とにかくケガをせずに、大会でもいい結果が出るように頑張ってほしい」とエールを送った。
By サッカーキング編集部
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