C大阪戦にフル出場した平川忠亮が、今後への意気込みを語った [写真]=J.LEAGUE PHOTOS
前半で2点を失った浦和レッズが、後半に2点を取り返して同点に追いつく──。しかし、あと1点が遠かった。
2017JリーグYBCルヴァンカップ準々決勝第2戦が3日、埼玉スタジアムで行われ、浦和レッズはセレッソ大阪と2-2で引き分け、アウェイゴール数により連覇の夢が途絶えた。
右ウイングバックでフル出場した平川忠亮が試合を振り返った。
「失点はCKとFK。向こうのストロングポイントでもある部分でうまくやられてしまいました。堀(孝史)さんのハーフタイムの指示、後半のメンバー交代によって一つギアが入ったと思うし、スイッチが入った中で攻撃的に行って。3点目を取れれば良かったですけど、残念です」
平川にとってフル出場は6月21日の天皇杯2回戦グルージャ盛岡戦以来、今シーズン2度目。監督交代後はベンチに入る回数や出場機会が増えている。
「堀さんに変わってからメンバーに入るようになって、より一層、準備という部分ではしっかりやっていました。いつ使ってもらえるかという部分で楽しみにしながら練習も取り組めていました」
48分には右サイドから武藤雄樹にピンポイントのクロスを上げてアシスト。そこから浦和が試合の主導権を握り始めた。
「もちろん、こういった時のチャンスのために準備はしています。メンバーに入れてもらった時、その責任というのは非常に大きいものだと思うので。起用してもらった期待に応えるためにも、これからもきっちり準備を続けたい。ただ、結果としては残念だったので。それだけが非常に悔しいです」
浦和は9月9日(土)に、埼玉スタジアムで柏レイソルと対戦する。周囲の期待に応えられるよう、平川は万全の準備を行い、次の出番に備える。
文=大西徹