試合後、悔しさをにじませた小林悠 [写真]=J.LEAGUE
1点が遠い――。Jリーグ屈指の攻撃陣を擁する川崎フロンターレは、最後までセレッソ大阪の守備陣を攻略できず、またしてもあと一歩のところでタイトルを逃してしまった。
キャプテンを務める小林悠は「なんでこうなってしまったのか分からない。すぐには切り替えられない」と悔しさをにじませる。敗因には「最後の精度、個人のメンタル。普段通りできなかった」ことを挙げた。
開始1分に失点を喫した川崎は両サイドを起点に攻撃を仕掛け、幾度となくゴール前に迫った。「サイドからはだいぶいけていたし、いつもなら崩せている」。しかしながら、割り切った守備ブロックを敷くC大阪に苦戦。小林は「それでも崩せなかった自分たちの力不足」と反省の弁を述べた。
今年から主将を託された小林は、ここまで明治安田生命J1リーグで得点ランキング2位タイの19得点と奮闘。第29節のベガルタ仙台戦では数的不利の状況から、自身の2得点もあり劇的な逆転勝利を収めた。「自分がチームを勝たせる試合が多かった」。そう自負しているだけに、「チームを勝たせられなかった自分が悔しい」と言葉を絞り出す。
「自分とチームの弱さを感じた」2017JリーグYBCルヴァンカップ決勝戦。しかし、川崎にはまだJ1優勝のチャンスが残されている。「残り3試合。自分たち次第で優勝の可能性はある」。主将・小林はそう前を向いた。
By サッカーキング編集部
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