ルヴァン杯はFC東京の優勝で幕を閉じた [写真]=三浦彩乃
公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)の村井満チェアマンが、2020JリーグYBCルヴァンカップの終了にあたり、コメントを寄せた。
4日に行われた決勝戦では、FC東京が柏レイソルを2-1で下し、2009年大会以来となる優勝を成し遂げた。
今季の決勝は当初、11月7日の開催が予定されていた。しかし、直前に柏の関係者複数名から新型コロナウイルス感染症の陽性反応が確認されたことを受け、同4日に開催延期が発表。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)に参加していたFC東京の日程調整が困難だったこともあり、異例の越年開催となった。
村井チェアマンはコメント内でまず、優勝したFC東京への賛辞を送った。
「FC東京の皆さま、2020JリーグYBCルヴァンカップ優勝、誠におめでとうございます。サッカーの聖地・国立競技場で、11年ぶり3度目、長谷川監督就任後初めての栄冠を勝ち取られました。最後まで両者の誇りがぶつかり合った、2020シーズンの締めくくりにふさわしい試合を見せていただきました。FC東京が、リーグ戦とAFCチャンピオンズリーグ2020の過密日程を戦い抜き勝ち取った今日のタイトルは、クラブに関わるすべての方の悲願だったのではないでしょうか」
また、村井チェアマンは2020シーズンの全日程消化を受け、次のようにコメントしている。
「本年は、新型コロナウイルスの影響で大会日程や大会方式が変更になり、これまでにない困難の中での大会運営となりました。また決勝は、当初の予定より2カ月近く延期しての開催となりましたが、本日は2万4219名のお客さまをお迎えし、無事に大会の全日程を終えることができました。これもひとえに、第1回大会より特別協賛いただいているヤマザキビスケット株式会社はじめ、関係者の皆さま、そしてファン・サポーターの皆さまに多大なるご理解とご協力の賜物でございます。Jリーグだけでは、2020シーズンを完走することはできませんでした。心より御礼申し上げます」
「2021年も、引き続き困難な状況は続くことでしょう。それでも私たちは歩みを止めず、国民の皆さまの健康を第一にしながらも、スポーツのもつ可能性を信じ、サッカーを届け続けます」
By サッカーキング編集部
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