槙野の劇的ゴールで浦和が突破 [写真]=J.LEAGUE
JリーグYBCルヴァンカップ・プライムステージ準々決勝の第2戦が5日に行われた。
1-1で折り返した川崎フロンターレと浦和レッズは、4分に浦和が先制。後方からのボールを胸で収めた江坂任が相手に囲まれながらも流し込む。それでも川崎Fは40分、見事なパスワークからレアンドロ・ダミアンが押し込んで振り出しに戻す。
同点で迎えた77分、川崎Fは山村和也がコーナーキックに頭で合わせて逆転すると、83分にもCKにジョアン・シミッチが合わせてリードを広げる。追い込まれた浦和だったが、87分にキャスパー・ユンカーが1点を返すと、後半アディショナルタイム4分にCKの流れから投入直後の槙野智章が押し込む。合計スコア4-4となり、アウェイゴールで浦和が4強進出を果たした。
“大阪ダービー”3連戦のラストゲームは、初戦を0-1で落としたセレッソ大阪が4-0の快勝。24分に山田寛人が先制点を挙げ、32分に加藤陸次樹がこぼれ球を押し込む。56分、相手のクリアに反応した藤田直之がエリアの外から豪快に突き刺し、68分には松田力が前線でのボール奪取からダメ押しの4点目を挙げた。なお、今夏に約10年ぶりのC大阪復帰を果たした乾貴士は、66分からの出場で再デビューを果たした。
アウェイの初戦で北海道コンサドーレ札幌に1-2で敗れたFC東京は、20分にレアンドロがエリア手前から直接フリーキックを沈めてアウェイゴール差で逆転。68分には東慶悟の今季初得点でリードを広げ、合計スコア3-2で準決勝に進出した。
ホームでの初戦を2-0で制した名古屋グランパスは、アウェイで鹿島アントラーズと対戦し、22分に稲垣祥がミドルシュートを突き刺し先制する。25分には柿谷曜一朗の負傷というアクシデントに見舞われた名古屋だったが、交代で出場したシュヴィルツォクが57分にリードを広げる。その直後にもシュヴィルツォクがネットを揺らしたが、これはオフサイドで得点が認められない。それでも、試合はこのまま終了し、名古屋が2戦合計4-0で鹿島を下した。
ルヴァン杯準々決勝の結果と準決勝の組み合わせは以下の通り。
■試合結果
FC東京 2-0(2戦合計:3-2) 北海道コンサドーレ札幌
鹿島アントラーズ 0-2(2戦合計:0-4) 名古屋グランパス
ガンバ大阪 0-4(2戦合計:1-4) セレッソ大阪
川崎フロンターレ 3-3(2戦合計:4-4) 浦和レッズ ※アウェイゴールで浦和が突破
■準決勝の組み合わせ(10月6日、同10日開催)
FC東京 vs 名古屋
C大阪 vs 浦和
By サッカーキング編集部
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