鹿島と福岡が対戦した [写真]=金田慎平
JリーグYBCルヴァンカップ・プレーオフステージ第2戦が11日に行われ、鹿島アントラーズとアビスパ福岡が対戦した。
4日に行われた第1戦は、福岡が『ベスト電器スタジアム』で1-0の先勝。鹿島が『県立カシマサッカースタジアム』で逆転突破を目指す第2戦は、国内公式戦で最初の「声出し応援運営検証試合」となった。声出し応援エリアはホーム2000枚、アウェイ1000枚が割り当てられ、およそ2年4カ月ぶりにスタジアムの日常が戻ってきた。
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スタジアムに声が戻って来ました📢🦌🔥
\本日の鹿島vs福岡は、声出し応援エリアが設けられています!
早速、鹿島ファン・サポーターの大きな声が響いています👏🏆 JリーグYBCルヴァンカップ プレーオフステージ 第2戦
🆚 鹿島アントラーズvsアビスパ福岡
📅 6/11(土) 15:00@atlrs_official pic.twitter.com/APVJSTECzi— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) June 11, 2022
試合序盤、両チームにアクシデントが発生する。福岡はセットプレーの空中戦で奈良竜樹が左肩を痛め、ドウグラス・グローリとの交代でピッチを後にした。一方、鹿島では鈴木優磨が左足首をひねってベンチに下がり、代わってエヴェラウドが投入された。
先に決定機を作ったのは福岡だった。12分、左サイドを突破した田中達也が柔らかい浮き球で折り返し、ボックス内のジョルディ・クルークスが左足で合わせる。ゴール左下を狙ったシュートは、わずかに枠を外れた。
20分には鹿島が福岡のゴールを脅かす。ペナルティエリア手前でこぼれ球に反応した樋口雄太が右足を振り抜くと、シュートは相手GK村上昌謙に防がれる。ボールはポストにも当たってゴール前にこぼれると、反応したアルトゥール・カイキが押し込もうとしたが、素早く立ち上がった村上に阻まれてゴールには至らない。
試合の均衡が破れたのは34分、ホームの鹿島が先制する。和泉竜司が前方に浮き玉を送ると、ボールは相手DF志知孝明に当たってゴール方向に向かう。これに反応したエヴェラウドが相手GKとの一対一を制してネットを揺らした。
40分、鹿島が2戦合計スコアで逆転する。常本佳吾がゴール前のセカンドボールを回収し、ペナルティエリアの外にいた仲間隼斗にボールを託す。仲間が左足を振り抜くと、シュートは相手DF志知に当たってややコースが変わり、ゴール左下に吸い込まれた。
しかし、前半終了間際に福岡が1点を返す。フアンマ・デルガドが相手を引きつけてスルーパスを通し、抜け出した前嶋洋太がペナルティエリア右からグラウンダーで折り返す。これに合わせた山岸祐也が押し込み、アウェイゴール差で福岡がリードして第2戦は折り返しを迎えた。
福岡は後半、自慢の堅守で鹿島の攻撃を抑え込み、アウェイゴール差を守り切ってプライムステージへの切符をつかんだ。プライムステージは第1戦が8月3日、第2戦が同10日に行われる。
【スコア】
鹿島アントラーズ 2-1(2戦合計:2-2) アビスパ福岡
※アウェイゴール差で福岡がプライムステージ進出
【得点者】
1-0 34分 エヴェラウド(鹿島)
2-0 40分 仲間隼斗(鹿島)
2-1 45+5分 山岸祐也(福岡)
【スターティングメンバー】
鹿島(4-2-2-2)
クォン・スンテ;常本佳吾、関川郁万、三竿健斗、安西幸輝(80分 広瀬陸斗);ディエゴ・ピトゥカ、樋口雄太(80分 土居聖真);仲間隼斗(74分 染野唯月)、アルトゥール・カイキ;和泉竜司(80分 中村亮太朗)、鈴木優磨(12分 エヴェラウド)
福岡(4-4-2)
村上昌謙;前嶋洋太、奈良竜樹(8分 ドウグラス・グローリ)、宮大樹、志知孝明;ジョルディ・クルークス(80分 湯澤聖人)、中村駿、前寛之、田中達也(67分 田邉草民)、フアンマ・デルガド(80分 ルキアン)、山岸祐也
By サッカーキング編集部
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