[写真]=J.LEAGUE via Getty Images
JリーグYBCルヴァンカップ・プライムステージ準決勝第1戦が11日に行われ、アビスパ福岡と名古屋グランパスが対戦した。
クラブ史上初となるタイトル獲得を目指す福岡が、2021年以来のルヴァンカップ制覇を目指す名古屋を『ベスト電器スタジアム』に迎えての第1戦。ホームの福岡は33分、相手陣浅い位置でFKを得ると、キッカーの中村駿はペナルティエリア左へロングボールを供給。田代雅也が走り込むも、ボールは相手に阻まれてこぼれる。しかし、最後は亀川諒史が左サイドの相手陣中央からクロスを送り、ウェリントンがヘディングシュートを放つ。しかし、シュートはわずかに枠の左へと外れた。
しかし福岡は前半アディショナルタイム、紺野和也が中盤でプレスを掛けて相手のパスミスを誘い、右サイドの相手陣深くでボールを拾って左足でクロスを送る。このクロスにファーサイドで鶴野怜樹が反応し、たたき付けるようにヘディングシュートを放ち、ボールはゴールネットを揺らした。前半はこのまま終了し、福岡が1点リードで試合を折り返した。
迎えた後半、開始早々の46分に名古屋がチャンスを迎える。山田陸がペナルティエリア左のゴールライン際からマイナスの角度へ折り返すと、前田直輝とキャスパー・ユンカーが反応。ニアサイドで前田がシュートを放ったものの、相手GKの好守に阻まれ、ゴールには至らなかった。
続けて名古屋は51分、ユンカーがペナルティエリア内へ走り込む永井謙佑へ縦パスを通し、このボールを受けた永井はワンタッチで中央へ送る。最後は稲垣祥がペナルティエリア中央でシュートを放つが、相手のブロックに遭い、得点には至らなかった。
一方の福岡は69分、亀川がペナルティエリア手前の中央へパスを送り、ウェリントンが落とす。中村が反応してシュートを放つが、枠の上へ外れた。
名古屋は83分、ユンカーの動きに合わせて味方がペナルティエリア内へ斜めのパスを送る。しかし、ユンカーはわずかに合わせられず、ボールは相手Gkにキャッチされ、得点を奪うには至らなかった。
その後、名古屋はボールを保持し、相手陣内に押し込む展開を作ったものの、最後までゴールを奪うことはできず。試合はこのまま終了し、ホームの福岡が先勝に成功した。第2戦は15日に名古屋ホームで行われる。
【得点者】
1-0 45+3分 鶴野怜樹(福岡)
By サッカーキング編集部
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