男子チーム「江南南サッカー少年団」(上)と女子チーム「千葉中央FC U12 ガールズ」(下)が世界大会への切符を手にした
2日、駒沢オリンピック公園総合運動場にて、FIFA公認の12歳以下のサッカー大会『ダノンネーションズカップ』の日本国内大会「ダノンネーションズカップ2018 in JAPAN」本大会の決勝トーナメントが行われた。
男子大会の決勝トーナメントでは、本大会の2017年度王者である「柏レイソル U-12」が初戦で敗退するなど、波乱の幕開けとなった。どの試合も激しいプレーで会場を沸かせるなか、決勝戦に駒を進めたのは、今大会のグループ予選でも同グループだった「江南南サッカー少年団」と「サンフレッチェ広島 F.Cジュニア」の両チーム。決勝戦では、大会アンバサダーであり、元サッカー日本代表の前園真聖氏の解説のもと、多くの観客や本大会出場チームに見守られる中、序盤から激しい試合展開となった。
前半をスコアレスドローで折り返すと、後半からは「江南南サッカー少年団」がドリブルを果敢に仕掛ける戦術で、コーナーキックを獲得し、チャンスを量産する展開に。鋭いコーナーキックのこぼれ球を3番の柴野選手が押し込み先制点を奪うと、その後も果敢に攻め続け、再度コーナーキックのこぼれ球に反応した17番の清水選手が冷静に流し込み、試合を優位に進める。広島も諦めずに反撃するも、試合終盤には本大会のMVPに選出された8番の上西選手が得意のドリブルで相手をかわし、豪快に左足で試合を決定づける3点目を決め、3-0で「江南南サッカー少年団」が勝利。試合終了のホイッスルが鳴ると、選手同士が相手チームを称え合う姿に、会場からは盛大な拍手が送られた。
また、今大会から初開催となった女子大会の決勝戦では、本大会で無失点を続けてきた「千葉中央FC U12ガールズ」と「バディフットボールクラブ」の堅守が特徴のチーム同士の対決となった。お互いに体を張ったプレーで拮抗した試合が続くも後半開始早々、相手チームのクリアミスに「千葉中央FC U12ガールズ」15番の吉福選手が反応し、決勝ゴールを奪うと、持ち前の堅守でそのまま1-0で勝利。見事に優勝を果たした、「江南南サッカー少年団」と「千葉中央FC U12ガールズ」は、日本代表としてフランス・カンヌにて現地のチームと親善試合を行う。
■決勝トーナメント結果
男子大会 準決勝
ヴァンフォーレ甲府 U-12 0-2 サンフレッチェ広島 F.C ジュニア
レジスタFC 0-1 江南南サッカー少年団
男子大会 決勝
サンフレッチェ広島F.C ジュニア 0-3 江南南サッカー少年団
女子大会 準決勝
府中なでしこ 0-2 バディフットボールクラブ
千葉中央FC U12ガールズ 1-0 西鶴間サッカークラブ・レディース
女子大会 決勝
バディフットボールクラブ 0-1 千葉中央FC U12ガールズ
■表彰
MVP
男子チーム:上西遥喜選手(江南南サッカー少年団)
女子チーム:吉福紗帆選手(千葉中央FC U12ガールズ)
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト