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キャリア最高の思い出を語るジェラード「イスタンブールの夜は一生忘れない」

2015.05.11

ワールドサッカーキングのインタビューに応えたジェラード [写真]=Getty Images

 リヴァプールに所属する元イングランド代表MFスティーヴン・ジェラードが、12日に発売される『ワールドサッカーキング2015年6月号 リヴァプール 英雄と歩んだ17年』内のインタビューにて、今シーズン限りで退団する同クラブについて語った。

 30日に35歳の誕生日を迎えるリヴァプールの主将ジェラード。今シーズン終了後に17年間過ごしたリヴァプールを退団し、アメリカ・MLS(メジャーリーグ・サッカー)のロサンゼルス・ギャラクシーへ移籍することが決まっている。

 まず、クラブを退団するにあたって「このクラブは僕がずっと過ごしてきた場所だし、生涯を通じて自分がファンだと言える唯一のクラブだからね。何も感じずに退団するなんて無理だけど、今シーズン限りで退団する、という決断は正しかったと信じている。新たなチャレンジを始める良いタイミングだったんだ」と述べ、自身の決断に後悔はないことを明かした。

 1998年のデビュー戦となったブラックバーン戦については「今でもはっきりと覚えている。僕にとっては忘れられない日だよ。ほとんど何もできなかったけど、特別な瞬間だった。あんなに興奮したのは後にも先にもあの時だけだったね」と、感慨深く振り返っている。

 2003年に元フィンランド代表DFサミ・ヒーピア氏からキャプテンマークを引き継いだことについては「サミは最高のキャプテンだった。最初は彼が怒るんじゃないかと心配だったよ。でも彼は僕のそばにやって来て祝福してくれた。そして『自分でよければいつでも助けになる』と言ってくれたんだ。本当に感激したよ」と、ヒーピア氏からのサポートがあったことを告白した。

 キャリアの中で最高の瞬間については「みんなを驚かせるようなサプライズな答えは提供できない」と前置きした上で、「やっぱり05年のイスタンブールでのチャンピオンズリーグ優勝だよ。あの日、あの場所にいた人は、あの特別な夜を一生忘れないと思う」と、0-3から追いつき、PK戦の末にミランを破った2004-05シーズンのチャンピオンズリーグ決勝を挙げている。

 また、サポーターについては「彼らは最高だ。言葉では説明できないよ。彼らは間違いなくワールドクラスのサポーターだった。そんな彼らに恥じないプレーをしようと僕らはいつも必死だったよ」とコメントした。

 12日に発売される『ワールドサッカーキング2015年6月号 リヴァプール 英雄と歩んだ17年』では、最もお気に入りのゴールや憧れていた選手、さらに来シーズンからプレーするLAギャラクシーについても語っている。

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