8月にスルガ銀行杯で来日したサビオラ [写真]=LatinContent/Getty Images
リーベル・プレートに所属する元アルゼンチン代表FWハビエル・サビオラが、12日に発売された『ワールドサッカーキング2016年1月号 バルセロナ MSN来襲』内のインタビューにて、クラブ・ワールドカップや古巣のバルセロナについて語った。
2015年のコパ・リベルタドーレスを制したリーベル・プレートは、南米王者としてFIFAクラブ・ワールドカップ2015に参加する。サビオラはバルセロナの一員として参加した2006年大会について「忘れられない思い出ばかりだよ。クラブ・ワールドカップはワールドカップやチャンピオンズリーグと同等の高みにある、選手が経験し得る最も重要な大会の1つであり、世界の5大タイトルの1つに数えられる」と高いレベルの大会であったと振り返った。
続けて「上手く行けばフットボール界の頂点に触れるチャンスを得られる。だから出番が回ってきた時のために最高の状態でいることが重要なんだ」としっかりとコンディションを整えて試合に臨む意志を示した。
決勝まで勝ち進んだ場合は、古巣でヨーロッパ代表のバルセロナと対戦する可能性もある。現在のバルセロナについては「バルセロナは世界最高のチームだと思う。突出した選手が何人もいるから、彼らに立ち向かうのは困難を極めるだろうね」と厳しい戦いになることを予想。さらに「バルサほど世界最高の選手たちを揃え、感動的なフットボールをプレーし、何年にもわたって全てを勝ち続けてきたチームは他に存在しないと思う」と古巣を称賛した。
一方で、実際の試合については「彼らの強さについては何時間でも語り続けることができるだろうけど、結局勝負はピッチの上で決めるものだ。影響を与え得る要素は無数に存在するわけで、実際に対戦した場合にどうなるかは分からない。僕らがバルサと10回戦ったら、勝てるのは1回だろうと誰かが言っていたよ。でも今回の対戦がその1回になる可能性もあるだろう? 有り難いことにクラブ・ワールドカップは一発勝負だから、どんなことも起こり得る」と一発勝負の大会ではバルセロナを破ることも可能だと意気込んだ。
最後に日本の“サビオラ・ファン”については「日本の人々から受ける愛情には特別なものを感じる。バルサやベンフィカの一員として日本を訪れるたびにね。パブロ(アイマール)に対してもそうだけど、人々の熱狂ぶりはいつまでも変わることがない。サインを求めに来るけれど、日本のファンはとても丁寧だ。日本は本当に居心地の良い、僕にとって特別な国だよ」ととても好印象であることを明かした。
リーベル・プレートは16日に大阪長居スタジアムで行われるクラブW杯準決勝で、アフリカ王者マゼンベと開幕戦を制したサンフレッチェ広島の勝者と対戦する。
なお、サビオラは12日に発売された『ワールドサッカーキング2016年1月号 バルセロナ MSN来襲』で、14年ぶりに復帰したリーベル・プレートや古巣バルセロナの思い出についても語っている。
By サッカーキング編集部
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