16日に開幕したチャンピオンズリーグ。今シーズンの、この欧州最高の舞台に登録されている選手の国籍で、最も多いのはスペイン人のようだ。スペイン紙『アス』が18日に伝えている。
同紙によると、スペイン人は82選手が登録されており、出場32チームのうち17チームにスペイン人が在籍している模様。中でも、スペイン国籍を最も多く抱えているチームは「バスク人」だけがプレーするという方針をとっているアスレティック・ビルバオで22名。次にバルセロナで11名、レアル・マドリードが9名、アトレティコ・マドリードが8名だ。当然、リーガ・エスパニョーラのチームに、最もスペイン人選手が在籍していた。
一方で、スペイン国外のチームで最もスペイン人選手を抱えているクラブは、ドイツのバイエルンとポルトガルのポルトで、5人ずつ選手を抱えている。ジョゼップ・グアルディオラ監督とジュレン・ロペテギ監督という2人のスペイン人指揮官がこの2チームを率いており、多くのスペイン人選手も一緒にクラブに連れてきていることが数字にも表れている。次にスペイン人を抱えているクラブはイングランドのアーセナル、チェルシー、リヴァプールとギリシャのオリンピアコスで3人ずつとなっている。 また、スペインの次に登録選手が多い国籍はブラジル人の76人。ブラジル人は参加32チームのうち26チームに在籍している。
スペインと同じようにチャンピオンズリーグに4チームが参加しているのがドイツとイングランドだ。しかし、チャンピオンズリーグに登録されているドイツ人は56人で、イングランド人は17人しか登録されていない。プレミアリーグは競争力が高く、欧州の舞台でも優勝候補だが、イングランド人は少ない。近年国際大会で好戦績を残せないイングランド代表の低迷の要因もこの数字から伺うことができる。