バイエルンの6点目を決めたレヴァンドフスキ(中央)【写真】=Bongarts/Getty Images
チャンピオンリーグ決勝トーナメント1回戦セカンドレグが11日に行われ、バイエルンとシャフタールが対戦した。
2月17日シャフタールのホームで行われたファーストレグを0-0の引き分け。セカンドレグはバイエルンのホームのアレアンツ・アレーナにシャフタールを迎えての一戦となった。
先制点が勝利の命運を分ける試合だったが、バイエルンが早々に先制点を奪った。3分、裏に抜け出したマリオ・ゲッツェがシュートチャンスを迎えたが、オレクサンドル・クチェルに倒されPKを獲得。クチェルは決定機阻止となり一発退場を強いられた。獲得したPKをトーマス・ミュラーが冷静に沈め、バイエルンが試合開始4分で先制に成功する。
数的優位になったバイエルンは高いボール支配率を保ちながら、追加点を狙う。8分、ロベルト・レヴァンドフスキが裏に抜けボールを運ぶと、ペナルティエリア左から中央にクロス。アリエン・ロッベンが反応するも、わずかに足が届かず。
しかしバイエルンにアクシデントが発生する。19分に攻撃のキーマンであるロッベンが太ももを痛め、セバスティアン・ローデとの交代を余儀なくされた。
バイエルンは34分、右サイドに流れたゲッツェからのクロスをジェローム・ボアテング、ミュラーとつなぎレヴァンドフスキがシュート。一度は弾かれるも、こぼれ球をボアテングが押し込み、追加点を挙げた。バイエルンは前半を2点リードで折り返した。
後半もバイエルンは攻撃の手を緩めない。49分、左サイドからリベリーとダヴィド・アラバの2人で崩し、リベリーがフリーでシュート。これが決まり、バイエルンが3点目を挙げた。
52分、再び左サイドを突破したリベリーがクロス。シャフタールDFに当たってこぼれた所をミュラーが押し込み、この試合2点目となるゴールを奪った。
後半の2得点に絡んだリベリーだったが、サイド際での接触プレーで足首を痛めてしまい、59分にフアン・ベルナトと交代した。
63分には右サイドに流れたラフィーニャが正確なクロスを供給。コーナーキックで中央に残っていたホルガー・バトシュトゥバーがヘディングで合わせ5点目。
75分にレヴァンドフスキにもゴールが生まれる。バスティアン・シュヴァインシュタイガーからのロングパスに抜け出し、GKとDFの間合いを測りながらシュートを打ち、得点を挙げた。
試合終了間際の87分には、カウンターから右サイドに流れたボアテングのクロスをゲッツェが受け、相手DF駆け引きしながら、シュートを決め、バイエルンは7点目を挙げた。
一方的な試合展開となり、シャフタールは反撃するチャンスを与えられなかった。
バイエルンがホームで7-0の完勝を収め、ベスト8へ進出した。
【スコア】
バイエルン 7-0(2試合合計:7-0) シャフタール
【得点者】
1-0 4分 トーマス・ミュラー(PK)(バイエルン)
2-0 34分 ジェローム・ボアテング(バイエルン)
3-0 49分 フランク・リベリー(バイエルン)
4-0 52分 トーマス・ミュラー(バイエルン)
5-0 63分 ホルガー・バトシュトゥバー(バイエルン)
6-0 75分 ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)
7-0 87分 マリオ・ゲッツェ(バイエルン)