古巣対決のモウリーニョ、確執あったカシージャスと「会えば挨拶する」

モウリーニョ

レアル・マドリードに在籍していたカシージャス(左)とモウリーニョ監督(右)[写真]=Getty Images

 チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督が、29日に行われるチャンピオンズリーグ・グループステージ第2節のポルト戦に向けて、前日記者会見を行った。スペイン紙『マルカ』が28日にコメントを伝えている。

 レアル・マドリード時代にスペイン代表GKイケル・カシージャス(現ポルト所属)と確執があったモウリーニョ監督。記者会見で、スペイン人記者が、カシージャスについて質問をしようとしたが、同監督はそれを途中で遮り、「もちろん、カシージャスに会えば挨拶をする」と明言している。

 また、チャンピオンズリーグ優勝の可能性について問われると、「チャンピオンズリーグでは優勝候補は存在しない。我々を優勝候補だとは見なしていない。グループステージを突破してから目標を立てる」と答えた。

 チェルシーはプレミアリーグですでに3敗を喫し、現在14位に沈んでいる。この状況を批判している人たちに対しては、「我々が弱いと思っている人たちがいる。ポルトの選手はそういった人たちより賢い。彼らは強いチームと対戦するのだ」と強調した。

 モウリーニョ監督は、ポルトを率いて2002-03シーズンのUEFAカップと2003-04シーズンのチャンピオンズリーグで優勝を果たしているが、当時ことについても質問が集中した。「ここ(ポルト)での日々は特別なことだ。論争があったからではなく、クラブに私の歴史があるからだ。ポルトで2年半を過ごし、すべてのタイトルを獲得した。私にとって、世界のビッグクラブへのドアが開かれたのだ」と、当時を振り返っている。

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