マンU戦でゴールを挙げたドゥンビア [写真]=Getty Images
21日にモスクワで行われたチャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第3節、CSKAモスクワ対マンチェスター・Uの一戦。
この試合が始まるまでグループBでは全4チームが勝ち点3で並んでおり、混戦の様相を呈していた。2シーズンぶりにCLの舞台に帰ってきたマンチェスター・Uにとっては、思い出深いモスクワの地で白星を飾りたいところだったのだが、前半のうちに失点を喫し、その後同点としたものの1-1で引き分けた。
14分、マリオ・フェルナンデスの突破からCSKAモスクワがPKを獲得すると、ペナルティスポットにMFロマン・エレメンコが向かう。
エレメンコのキックはGKダビド・デ・ヘアに弾かれたものの、ここに詰めていたのがかつてJリーグでも柏レイソルや徳島ヴォルティスでプレーした、FWセイドゥ・ドゥンビア。あのマンチェスター・Uから元Jリーガーがゴールを奪ったのだ。
さて、そんなドゥンビアといえばCSKAモスクワのエースとして長く活躍しているが、これが自身CLでの13得点目。
世界最高峰のステージで2桁ゴールを記録するほどの選手に成長したわけだが、驚異的であるのはその「得点率」だ。
13得点を決めているドゥンビアだが、なんと出場試合数はわずかに18試合。これは計算すると1試合0.722得点ペースである。
CLでの得点率ランキングで上位に入っているFWリオネル・メッシや元オランダ代表FWルート・ファン・ニステルローイ氏と比較するとゴール数もまだ少なく、実数を伴った価値は異なるが、それでもCLという舞台で1試合0.72得点という得点率はお見事と言う他ない。
ローマでは全く力を発揮できず、この夏CSKAモスクワへと復帰し本来の調子を取り戻しつつあるドゥンビア。CLでのこの驚異的な勝負強さをどこまで維持できるだろうか?
なお、今節では20日に行われたゼニト対リヨン戦でゼニトのFWフッキが豪快なミドルシュートを決めており、2日連続で元Jリーグ選手が得点をあげたということになる。
(記事提供:Qoly)
By Qoly