都並氏はシャビ・アロンソのビルドアップに戦術の秘密があると分析した [写真]=Getty Images
元日本代表DFの都並敏史氏が11月6日深夜に日本テレビで放送した『UEFAチャンピオンズリーグハイライト』で世界トップクラスのプレーを解説。2015-16シーズンUEFAチャンピオンズリーグ、グループステージ第4節を振り返った。
第4節屈指の好カードとなったバイエルン対アーセナルは、5-1でドイツ王者バイエルンが大勝。大量ゴールの口火を切った10分のロベルト・レヴァンドフスキのヘディング弾については、「後ろに倒れながらのヘディング。どういう感覚なんでしょうか。うまいよね」と舌を巻いた。
決勝点となったトーマス・ミュラーが決めた29分のゴールのポイントは、最初のビルドアップにあると解説。自陣深くでバイエルンのシャビ・アロンソがボールを奪うと、アーセナルは4選手が高い位置からプレスを掛ける。シャビ・アロンソは、近くの味方にパスを出す、前線に大きく蹴り出すといった安全な選択をすることなく、右サイドを駆け上がったフィリップ・ラームへのスルーパスを選択。アーセナルの選手と選手の間を抜けた約20メートルのスルーパスはラームに渡り、バイエルンは一気にカウンターを仕掛けて得点を奪う。一本のパスで局面を打開して、得点機を生み出したシーンについて都並氏は「ここにグアルディオラ監督の戦術が隠されている」と力説した。
敗れたアーセナルはグループステージの成績が1勝3敗となり、決勝トーナメント進出が厳しい状況となっている。
『UEFAチャンピオンズリーグハイライト』は、BS日テレで11月9日(月)24時から、「日テレ無料」での見逃し配信は11月7日(土)15時から一週間限定で視聴可能となっている。グループリーグ第5節のハイライトは、11月27日(金)深夜に放送予定。
By サッカーキング編集部
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