元日本代表DFの都並敏史氏が11月27日深夜に日本テレビで放送した『UEFAチャンピオンズリーグハイライト』に出演。2015-16シーズンUEFAチャンピオンズリーグ、グループステージ第5節を振り返った。
第5節の大一番、バルセロナ対ローマを解説。15分、フリーで押し込んだルイス・スアレスの先制点については、「サイドバックのダニエウ・アウヴェスが、FWのように相手DFの裏を取っている。そこにネイマールのピンポイントパス。素晴らしい」と絶賛した。しかし、一連の攻撃の中に「秘密の動きがある」と話し、ゴールが決まるまでボールに触れることのなかったイヴァン・ラキティッチの動きについて詳しく説明した。
バルセロナが先制点を決めた局面、ローマの守備ブロックは人数がそろい、選手の距離もコンパクトに保たれていた。強固なブロックを崩すために、ラキティッチは一度前線まで飛び出し、再び定位置に戻る。このセンターバックを引き出す“おとりの動き”で、ダニエウ・アウヴェスの飛び出すタイミングを一度もボールに触れることなく生み出していたと解説。「ラキティッチは、試合中に何度もこの動きを繰り返してチャンスを作り出していた」と振り返った。
先制点から3分後に生まれたリオネル・メッシのゴールについては「(メッシ、ネイマール、スアレス)3人がそろうと、何が起こるかわからない」と話し、「楽しそうだな」と感嘆の声を上げた。
44分のスアレスのボレーは「シュートが上手い。滑っているように見えるけど、軸足を浮かせてミートさせている」。続く56分のジェラール・ピケが決めた得点は「最終的にはピケが決めたけど、(メッシ、ネイマール、スアレス)3人で作っていると話した。
試合は最終的にバルセロナが大量6ゴールを奪い、ローマを6-1で下して決勝トーナメント進出を決めている。
『UEFAチャンピオンズリーグハイライト』は、BS日テレで11月30日(月)24時から、「日テレ無料」での見逃し配信は11月28日(土)15時から一週間限定で視聴可能となっている。