チャンピオンズリーグ決勝トーナメントが16日に開幕。23日に行われる1回戦ファーストレグでユヴェントスとバイエルンが対戦する。UEFA(欧州サッカー連盟)が22日に同試合の予想先発メンバーを公式サイト『UEFA.com』に掲載した。
2012-13シーズン以来の対戦となる両者。当時は準々決勝で対戦し、バイエルンが2試合合計4-0と完勝していた。ユヴェントスはグループステージでの対戦も含めて、直近の10年間ホームで行われたCLの試合で2度しか敗戦を喫していないが、いずれもバイエルンという不吉なデータもある。
ユヴェントスはセリエAでクラブ記録となる15連勝を飾っていたが、前節のボローニャ戦はスコアレスドロー。それでもリーグ戦首位に立っており、好調を維持している。前日会見に臨んだマッシミリアーノ・アッレグリ監督は「ホームで0-0なら素晴らしい結果だと思う。突破に望みを残した状態で、敵地での第2戦に赴くことが大事だ」と話し、ドイツ王者に対して必ずしもホームで勝利する必要はないとの見解を示した。
予想フォーメーションは「4-4-2」で、先発メンバーにはイタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォン、フランス代表MFポール・ポグバ、アルゼンチン代表FWパウロ・ディバラらが入った。また、13日のナポリ戦で復帰したドイツ代表MFサミ・ケディラ、1月24日のセリエA第21節ローマ戦以降出場がないクロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチも予想スタメンに名を連ねている。
対するバイエルンはリーグ戦では22試合で19勝2分け1敗と圧倒的な強さを見せており、2位につける日本代表MF香川真司が所属するドルトムントに勝ち点差「8」。不安材料と言えば負傷者が続出している点だろうか。ジョゼップ・グアルディオラ監督は「ラウンド16を迎えたが、このステージは常に難しく、一筋縄ではいかない。ユヴェントスはシーズン序盤こそ不振に苦しんだものの、今では自らのスタイルを取り戻し、調子を上げている。それだけに、面白い試合になるだろう」と、接戦になると予想しながらも突破に向けて自信をのぞかせた。
予想先発メンバーにはオランダ代表MFアリエン・ロッベン、ドイツ代表FWトーマス・ミュラー、ポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキらが名を連ねた。一方で、20日に行われたダルムシュタット戦で復帰した元フランス代表MFフランク・リベリーや昨夏にユヴェントスから加入したチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルはベンチスタートの予想。また、内転筋を痛めているドイツ代表DFジェローム・ボアテング、同DFホルガー・バトシュトゥバー、スペイン代表MFハビ・マルティネスは欠場が見込まれている。
『UEFA.com』による予想先発メンバー
□ユヴェントス「4-4-2」
▽GK
ジャンルイジ・ブッフォン
▽DF
シュテファン・リヒトシュタイナー
アンドレア・バルザーリ
レオナルド・ボヌッチ
パトリス・エヴラ
▽MF
フアン・クアドラード
クラウディオ・マルキージオ
サミ・ケディラ
ポール・ポグバ
▽FW
マリオ・マンジュキッチ
パウロ・ディバラ
■バイエルン「4-4-2」
▼GK
マヌエル・ノイアー
▼DF
フィリップ・ラーム
ジョシュア・キミッヒ
ダヴィド・アラバ
フアン・ベルナト
▼MF
シャビ・アロンソ
チアゴ・アルカンタラ
アリエン・ロッベン
ドゥグラス・コスタ
▼FW
トーマス・ミュラー
ロベルト・レヴァンドフスキ