今シーズンのCLで初めてフル出場を果たした香川 [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第3節が18日に行われ、スポルティング(ポルトガル)と日本代表MF香川真司の所属するドルトムント(ドイツ)が対戦した。
前節、グループステージ最大のライバル、レアル・マドリード(スペイン)との一戦で引き分けたドルトムント。成績を1勝1分けとした同クラブは今節、敵地に乗り込んで現在1勝1敗のスポルティングと激突した。スタメンには香川が今シーズンのCLで初めて抜てきされ、ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェ、フランス代表MFウスマン・デンベレとともに2列目を構成。ワントップにはエースのガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンを起用している。
9分、早くもドルトムントが先手を取る。ゲッツェのパスへ反応したオーバメヤンが、トラップでルベン・セメドを振り切ってエリア内へ運ぶと、GKルイ・パトリシオの動きを見て冷静にループシュート。ボールはゴール左へ吸い込まれた。
1点を追うスポルティングは32分、敵陣でボールを奪い、細かいパスワークでエリア内へ一気に進入。最後はエリアスがGKロマン・ビュルキとの1対1を迎えるが、体勢を崩しながら放ったシュートはポスト左へ外れた。
直後の34分、ドルトムントはデンベレが左サイドからクロスを供給。これにエリア内で待ち構えていたオーバメヤンが下がりながらヘディングシュートを打つが、ボールは枠をとらえることができなかった。
35分には再びクロスボールがエリア内にこぼれたところをオーバメヤンが拾って右足を振りぬくも、GKパトリシオが好セーブを見せ、追加点を奪えない。
それでも43分、ドルトムントは中盤でボールを拾ったユリアン・ヴァイグルが細かいステップワークで相手をかわすと、そのまま右足でミドルシュート。GKパトリシオがセーブを試みるも、ゴール左下へ突きささった。ヴァイグルにとってはこれがプロ初得点となっている。2-0とドルトムントがリードしてハーフタイムを迎えた。
後半立ち上がりは2点ビハインドのスポルティングが攻勢に出る。すると66分、ドルトムントGKビュルキがエリア内でバックパスをキャッチしたとして間接FKを獲得する。このチャンスでブルーノ・セーザルが思い切り左足を振りぬき、ゴール中央へ叩き込んだ。スポルティングが1点差に詰めよる。
71分、ドルトムントにアクシデント発生。右サイドを務めていたマティアス・ギンターが負傷し、セバスティアン・ローデとの交代を余儀なくされた。
続く78分、ドルトムントはFKのこぼれ球を拾ったクリスティアン・プリシッチが右足でミドルシュート。しかしボールはクロスバーに弾かれ、得点には至らなかった。
終盤はスポルティングが同点を目指すが、最後までゴールには至らず。ドルトムントが逃げ切り、敵地で勝ち点3をゲットした。なお、香川はフル出場を果たしている。
次節は11月2日、ドルトムントのホームで両チームが再び対戦する。
【得点者】
0-1 9分 ピエール・エメリク・オーバメヤン(ドルトムント)
0-2 43分 ユリアン・ヴァイグル(ドルトムント)
1-2 67分 ブルーノ・セーザル(スポルティング)
By サッカーキング編集部
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